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第1戦 ソフトバンク1-2阪神 KEYMAN 近本光司/近藤健介
posted2025/11/07 09:01
近本光司
text by

鷲田康/佐藤春佳Yasushi Washida / Haruka Sato
photograph by
Nanae Suzuki
勇気が扉を開く。
「タイミングは計れていましたけど、警戒されている中で勇気が勝ちました」
逆転劇を決めた6回。近本光司がこう振り返ったのは、その口火となった二盗だった。
1点を先行され重苦しい雰囲気のシリーズ第1戦。阪神打線がソフトバンク先発の有原航平を打ちあぐむ中、近本は攻略へのイメージを膨らませていた。
「どんな形でも塁に出られたらなと思っていたんですけど、それでもあまりがっつかずに落ち着いて、という感じでいました。スイングした結果、どういう打球になるのか、どういうタイミングになるのかは1打席目のピッチャーゴロである程度分かったので、とにかく対応、対応という形で待っていました」
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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