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「岡本和真28歳は巨人に残ったほうがいい」NHK解説者・武田一浩(巨人OB)がメジャー移籍を止めるワケ「ゆくゆくは巨人のコーチ、監督に…」
posted2024/10/03 18:17
text by
沼澤典史Norifumi Numazawa
photograph by
Sankei Shimbun
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「山本は試合途中までダメでした」
54-59という歴史的記録を打ち立てた今季の大谷翔平だが、彼以外の日本人選手も特筆に値する活躍をしている。
大谷のチームメイトである山本由伸は6月に戦線を離脱後、9月に復帰し、7勝2敗、防御率3.00。3月21日の初登板では1回5失点と乱調したが、その後、メジャーのマウンドに慣れていったように思える。
「山本は復帰後、現地時間9月22日のロッキーズ戦の途中までボールはダメでした。ちょっと肩の開きが早かったんだけど、それを修正して本来の投球が戻ってきました。ポストシーズンでは、チームに貢献できると思いますよ。なにせ、ドジャースは投手力が弱いので、山本が頑張らなくてはなりませんから。来季は怪我さえしなければ15勝はあげられます。1年間ローテーションを守ったときの数字を見てみたいですね」
一方、大谷と同級生の鈴木誠也(カブス)は今シーズン打率.283、21本塁打、73打点を記録。2年連続20本塁打は松井秀喜、大谷に次ぐ日本人3人目で、右打者では初である。
「右バッターであれだけ打てる選手は、これまで日本人ではいなかったから立派ですよ。今やカブスに欠かせない選手になっているので、来季も期待したいですね。今季は怪我の影響で途中離脱がありました。メジャーの速い変化球にも対応していますから、来季は怪我をしなければ3割30本は打てると思います。大谷の記録で霞んでしまいますが、鈴木のバッティングも注目したほうがいいです」
「今永は120点」新人王争いのライバル2人とは?
鈴木の同僚で今季からメジャー移籍した今永昇太は、15勝3敗、防御率2.91、174奪三振。武田氏が前回記事で予想した「15勝」に見事届き、新人王受賞が期待されている。