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【DeNA ドラフト3位】横浜高・松本隆之介が目指すは今永とチャップマン 元スーパー中学生が受けた衝撃
posted2020/10/26 19:40
text by
高木遊Yu Takagi
photograph by
Yu Takagi
DeNAからドラフト3位指名された松本隆之介選手。その素顔がわかる過去の記事を、今回特別に再公開します。(初出:NumberWeb 2020年8月3日)
「もともとメンタルが弱いわけじゃないので、プレッシャーと受け取るのではなく、メディアに出させていただいたことに感謝して、それをプラスにしてやってきました」
中学時代に全国大会や侍ジャパンで活躍し、メディアで「スーパー中学生」と呼ばれていた少年たち。そんな精鋭たちばかりが集まる名門・横浜高校の中でも、腕を磨き「ドラフト候補」と呼ばれるまでになったのが度会隆輝、木下幹也、松本隆之介の3人だ。
経歴だけを聞くと順風満帆のエリートコースのように思えるが、そこにたどり着くまでには山あり谷ありの高校生活だった。
1年から甲子園の土を踏む度会。
まずは彼らには多くの期待が集まる。時としてそれは大きなプレッシャーとしてのしかかるが、類稀なバットコントロールで安打を量産する二塁手・度会隆輝(わたらい・りゅうき)は、冒頭の言葉のように、その期待や注目を力に変えた。
父・博文さんがヤクルトの元内野手(現ヤクルト球団職員)であることや母・祥子さんのパワフルで明るい人柄も相まって、雑誌やテレビ番組に登場するなど入学前から知名度は高かった。しかし、入学直後の1年夏から「代打の切り札」として南神奈川大会9打数7安打の活躍で優勝に貢献すると、甲子園でも代打で登場。そこでも安打を放つなど怖いもの知らずの活躍を見せた。