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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER

菊池涼介と山田哲人の守備数値比較。
2019年、鉄壁の二塁手はどっちだ。

 

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Kyodo News

年齢を重ねた名手は守備率が向上。

 これは守備率とは対照的に、エラーを恐れず無理目の打球でも追いかける選手の数字が良くなる。

 ざっくり言えば、ベーシックな守備の評価は、守備率とRFで判断すると分かりやすい。

 一般的に若い内野手はRFの数値が良くて、ベテランになるにつれて守備率が高めになる。

 今季、DeNAの一塁手、ホセ・ロペスは1632守備機会無失策というNPB記録を作った。MLBではイチローのチームメイトで二塁を守ることが多かったが、NPBではゴロさばきが巧みで捕球もうまい好守の一塁手で、今年36歳のベテランだ。

 またヤクルトの宮本慎也が2011年、三塁手の守備率.997というセ・リーグ記録を樹立したのも40歳の時だった。

 年とともに打球に対する予測精度や捕球技術が向上し、エラーしなくなるのだ。

2016年の菊池は両方とも凄かった。

 これに対して、守備範囲の記録は若い選手が作る。

 広島の菊池涼介は、2013年にRF「6.23」を記録した。これは、二塁手としてはNPB史上屈指の記録だ。当時23歳の菊池はゴールデングラブに選ばれたものの、広島ファンの評価は必ずしも高くなかった。菊池は18個も失策し、守備率が.980だったからだ。

 しかし菊池は年とともに失策数が少なくなり、2016年にはわずか「4」。守備率は.995に、なおかつRFは5.90と高い数字をキープしていた。

 以前のコラムでも書いたが、翌2017年のWBCで、菊池は異能の守備力でMLBの注目も集めた。一躍菊池は「日本一の名二塁手」ということになった。

 前置きが長くて誠に恐縮だが、ここからが本題である。

「菊池涼介は、今も一番いい二塁手なのか?」

 確かに2013年から菊池はセのゴールデングラブを6年連続で獲得している。でも、今も一番なのか?

【次ページ】 ここ5年の菊池と山田の数値比較。

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