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　2010年、On初のランニングシューズとして誕生した、創業モデル「クラウドサーファー」の新作が3月23日に発売された。

これまで感じたことのない快適な履き心地を実現

　アスリートも市民ランナーも、より速くなるためには、怪我をせず、日々練習を積むことが大切となる。

　そこでクラウドサーファーでは長く、快適に、楽しく走れるよう「雲の上の走り」をコンセプトに、アスファルト上でも抜群の柔らかさを感じられる、高いクッション性を追求してきた。新モデルではその履き心地をさらに高めるため、最先端テクノロジーを採用している。

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　ミッドソールには、航空宇宙分野やF1などで優れた実績を持つ、コンピューター最適化技術を活用。これまでの研究データを検証し、再構築して生まれたのが、全く新しいミッドソールテクノロジー「クラウドテック フェーズ」だ。

最先端テクノロジーから誕生した新ミッドソール

　Onの代名詞だったチューブが連なるようなアウトソールの形状は一新。ミッドソールに斜めにデザインされた空洞が、ドミノ倒しのように次々と崩れることで、スムーズな足さばきと適切なエネルギーリターンを得ることができ、快適なローリング動作を可能にしている。

　ミッドソールの素材には優れたクッション性をもつ、Helion®スーパーフォームを採用。アウトソールにラバーパッドを貼ることにより、柔らかな履き心地ながら、足の力をダイレクトに地面に伝えられるようになっていて、スピードボードやカーボンプレートなしでも高い反発力を実現した。

　アッパーにはあらかじめ染色した糸を使うことで、従来の染色に比べて、95％の水を節約するなど、環境問題に配慮されているのもOnらしい取り組みと言えるだろう。

　着地した瞬間はふわっとやわらかな感覚だが、蹴り出すとしっかりと芯を感じることができ、スムーズにペースアップできるようになった「クラウドサーファー」。雲の上の走りをぜひ自分の足で体感してみてほしい。