10kmで接触するアクシデントも……

宮下隼人　1999年、山梨県生まれ。東洋大時代に箱根駅伝で5区区間記録を更新。卒業後はコニカミノルタに入社し、ルーキーイヤーから、チームの主力メンバーとして活躍中

宮下　1から2にアップデートされて、全く違うシューズになったように感じます。反発力が極端に良くなったし、見た目も全く別物。1と比べつま先の反りが強くなったので、反発力を前に進む推進力にしやすい。

柏原　確かに。前モデルも反発力があったけど、今作はもっとすごい。マラソンで3時間切りを狙うレベルであればカーボン エックス 3で十分だけど、2時間10分切りを狙うトップランナーであれば、ロケット エックス 2を選ぶだろうね。

宮下　アッパーも足に張り付く素材で、靴下を履いているようです。HOKAのシューズはどれにも言えることですが、包まれている感じがあるんです。だから、接地した時にブレがなく、シューズの中で足が動かないので、地面に伝えた力を推進力に変えられるんだなって思っています。速く走るためには軽さは必要ですし、カーボンが当たり前となった今は、反発力を得やすいことも重要でしょう。でも、一番は自分の足に合うかどうかが大事だと思っています。いくら反発力が強くても、合わなかったら足を痛めてしまいますから。マラソンは長い距離を走るので、ストレスなく快適に走れるシューズを僕は求めていました。

柏原　HOKAは新しいブランドなので、ネームバリューはどうしても他社に劣るけど、履いてもらえばその良さが分かるよね。トップアスリートにも固定観念を壊してもらって、もっと試してもらいたいな。

宮下　大阪マラソンでは、10kmで接触するアクシデントがありましたが、シューズに対してストレスがなかったので、その後もレースに集中できました。悔しい結果でしたが、スタートまでの過程はうまくいきましたし、最後まで走り切れたことは自信になりました。今後もマラソンで勝負していきたいので、この経験を次に生かします。

柏原　宮下君の今後の活躍も楽しみだ！

CLIFTON 9

（クリフトン 9）

ホカのアイコン的存在であるクリフトンシリーズの最新作。地面からの高さを3mm増しながらも軽量化し、クッションと反発力のバランスが良い新フォームを採用。アウトソールのデザインも改良され、完成度の高い一足にアップデート。

価格：￥20,900

展開：
Men's（25.0cm-29.0, 30.0cm・10色・248g/27cm）
ソールスペック：オフセット5mm/ヒール32mm/フォアフット27mm

Women's（22.0cm-25.0cm・10色・205g/24cm）
ソールスペック：オフセット5mm/ヒール29mm/フォアフット24mm

「CLIFTON 9」の詳細はこちら

ROCKET X 2

（ロケット エックス 2）

エリートアスリート向け軽量モデルである「ROCKET X」が進化。カーボンプレートを改良し、推進力が向上。足を包み込むメッシュ素材と、中足部のフィット感を高める、足あたりの良いガセットを搭載したレース向けシューズ。

価格：￥35,200

展開：

Unisex（23.0cm-29.0, 30.0cm・1色・236g/28cm）

ソールスペック：オフセット5mm/ヒール36mm/フォアフット31mm

「ROCKET X 2」の詳細はこちら