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「40歳を過ぎても、まだ自身の肉体に衰えを感じていない」サッカーとフットサルの二刀流に挑む松井大輔の身体づくりを支える食材とは。

posted2022/11/17 10:00

 
「40歳を過ぎても、まだ自身の肉体に衰えを感じていない」サッカーとフットサルの二刀流に挑む松井大輔の身体づくりを支える食材とは。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

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福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

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Takuya Sugiyama

 今シーズンY.S.C.C.横浜でJリーガーとFリーガーの二刀流に挑戦する松井大輔。室内サッカーとも呼ばれるフットサルだが、選手に求められる動きはサッカーとは別のスポーツと言えるほど大きく違う。

「試合では1分から2分プレーして、休憩の繰り返しなので、瞬発系の動きが必要になってきます。使う筋肉が違うので、サッカーのシーズンを終えて、フットサルと分けてプレーしようとすると身体を慣らすのに2週間くらいかかります。今シーズンは両方プレーするために、サッカーをやりながら間にフットサルを挟むというスタイルに挑戦しているので、正直すごく疲れます(笑)」

 両チームの練習に加え、最近はサッカー解説や自身のYouTubeでも活躍。1日のスケジュールは多忙を極める。

 起床は朝4時半、6時半~8時までフットサルの練習に参加し、9時~11時がサッカーの練習。その後はYouTubeチャンネルの撮影や取材を受け、ようやく1日が終わる。「こんなに忙しいならもっと早く引退しておけばよかった」と松井は笑う。

 18歳で京都パープルサンガでプロデビューを果たしてから22年。41歳を迎えた今なお現役のアスリートとしてプレーを続けられている秘訣は、どこにあるのだろうか。

安定したパフォーマンスを発揮するためには食事が重要

「やっぱり食事は大切にしています。身体を作るのは食べ物しかないので、それによって病気が治ったり、ケガを防ぐことができる。いかに自分の身体に良いものを摂るかはアスリートとしては当たり前のことですけど、とても重要だと思います」

 海外ではビッグクラブでもないかぎりコンディションの整え方までは指導してくれない。23歳でフランスに移籍したMFは、自分で考え、試行錯誤するしかなかった。しかも住んでいたのはフランスの田舎町。手に入る食材も限られていた。

「バランスのいい食事となるとやっぱり和食がいいんです。おかずと味噌汁、ご飯、あとひじきとかほうれん草のお浸しみたいなサイドメニュー。当時は日本の食材を売っているお店は少なくて、ひじきなんて売っていないし、納豆は1パック500円以上する。高いなと思いながら買っていましたね。生魚なんてめったに手に入らないんですけど、一度マグロを売っているのを見つけたことがあって、そのときは大喜びしたのを覚えています」

 現地の食材でやりくりしながら食事のメニューを考えるときに重宝したのが、アボカドだ。

「フランスにいた頃は、メキシコ料理のレストランによく行きました。アボカドをディップにしたメキシコのソウルフード・ワカモレが好きでほぼ毎回、頼んでましたね」

【次ページ】 おいしい、栄養価が高い。アスリートが認めるアボカドの魅力

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