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「宗の話は、何も喋りませんよ」村上宗隆の父から忠告も…気づけば2時間“家族の話” 弟・慶太「宗にぃと背比べすると、自分が勝つんです!」―2022上半期 BEST5

posted2022/09/18 11:00

 
「宗の話は、何も喋りませんよ」村上宗隆の父から忠告も…気づけば2時間“家族の話” 弟・慶太「宗にぃと背比べすると、自分が勝つんです!」―2022上半期 BEST5<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

今季、驚異的な成績を残しているヤクルト村上宗隆の高校時代。4カ月前、九州学院の取材で熊本を訪れると…

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樫本ゆき

樫本ゆきYuki Kahimoto

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Hideki Sugiyama

2022年の上半期(対象:4月~8月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。高校野球部門の第4位は、こちら!(初公開日 2022年8月3日/肩書などはすべて当時)。 

8月2日、「5打席連続ホームラン」のプロ野球新記録を達成したヤクルト・村上宗隆。4カ月前、NumberWebの取材で村上の父・公弥さんにインタビューした際のエピソードをお届けする。

「つかれました~!」「夢でホームラン打つの見たんで~!」

 村上宗隆を取材したことのない私のような者でも、人の良さが伝わってくるお立ち台のインタビューだった。大きな体で、野球少年のような笑顔。茶目っ気たっぷりで、人から愛されて育ったことを思わせるその人柄のルーツは、間違いなく家族にあると思う。

父・公弥さんが語っていた「村上家の話」

「宗の話は、せんですからね。聞かれても、何も喋りませんよ」

 会って3分。いきなり釘を刺されてしまった。熊本市内で働く公弥さんのオフィスは、ヤクルトスワローズのグッズでいっぱい。この光景からも息子が大好きで仕方ないことが伝わってくるのに、次男・宗隆のことを聞かないでほしい、という尖ったオーラを感じた。一瞬ひるんでしまったが、気持ちを整え、九州学院でプレーする主砲で三男の慶太(3年)の話なら聞いてもいいということで取材を進めた。

 質問は、息子の高校選びについて。中学時代に活躍した息子を、県外の高校に行かせなかった理由があれば教えて欲しいと聞いた。

「だって手元に置いておきたいものでしょう!」

 こちらの緊張感を一気に和ませてくれる一言を言い放ち、「ワハハ」と笑いだした。

「母ちゃんのうまいメシば食って大きく育てたかったんですよ!」

<う、うまいメシ!? そうか、奥様はお料理上手なのだな>と理解した。やわらかい話題が出たお陰で、こちらもだんだん緊張が解けてくる。

「だってさ、2月2日生まれでしょ? 早生まれは不利ですよ。小学生のときは体力もなかったしね。慶太も11月生まれなの。ウチは月齢が遅かったんですよ」

<やばい、、、聞いてもいないのに、話題が勝手に宗隆選手の話になっている! このままこの話に乗っかっていいのだろうか……汗> 

【次ページ】 弟・慶太「宗にぃと背比べすると、自分が勝つんです!」

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