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[10.9と引退を語ろう]武藤敬司×高田延彦「二人で生み出す最高傑作」

posted2022/07/15 07:03

 
[10.9と引退を語ろう]武藤敬司×高田延彦「二人で生み出す最高傑作」<Number Web> photograph by Yuki Morishima

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堀江ガンツ

堀江ガンツGantz Horie

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Yuki Morishima

若手時代には一緒に飲み歩いていたという同い年の二人。頂点で一瞬交錯したのち、かたや日本の総合格闘技の土台を築き、かたやプロレスを極めて、ついに来春までに引退すると表明した。両極の存在に見えつつも共鳴しながら、ここで再び邂逅した。

 平成プロレス最大の一戦といえば、1995年10月9日東京ドーム『激突!! 新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争』のメインイベントで行われた武藤敬司vs.高田延彦だ。

 同い年で同じ新日本育ちでありながら、武藤は華やかなアメリカンプロレスを、高田はUWFの格闘プロレスを追求。異なる道を歩んだ両者のイデオロギーのぶつかり合いは、ドームのリングで化学反応を起こし、最後は武藤が足4の字固めで勝利。今も語り継がれる名勝負となっている。

 あの歴史的一戦から早27年が過ぎようとしている。

――今回のテーマは「継承」なんですよ。

高田 でも、武藤ちゃんは“けいしょう”じゃないよ、どっちかと言えば重症じゃないの?(笑)。

――「軽症」じゃなくて「継承」です(笑)。

高田 あっ、そっちね(笑)。

武藤 でも、俺もヒザと股関節が原因で来春までに引退すると決めたけど、諸先輩方に比べたらまだ軽症かもしれない。今年3月、新日本の日本武道館に50周年ということでOBの方々がいっぱい来ていて、みんな歩くのもやっとですよ。30m走をやったら俺が一番。100mは走れないけど(笑)。

高田 俺もあちこちガタが来てるけどさ、長年バンプ(受け身)取ってりゃ壊れるよ。

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