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メジャー初昇格・加藤豪将27歳が語る“メジャーリーガーとの差“「野球とベースボールは全然違う」「筒香選手の姿に感動しました」―2021-22 BEST5

posted2022/05/02 06:01

 
メジャー初昇格・加藤豪将27歳が語る“メジャーリーガーとの差“「野球とベースボールは全然違う」「筒香選手の姿に感動しました」―2021-22 BEST5<Number Web> photograph by Getty Images

今季パドレス傘下3A(AAA)でプレーした加藤豪将。自身が考える「メジャーリーガーとの差」について語ってもらった

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氏原英明

氏原英明Hideaki Ujihara

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2021年から2022年(対象:12月~4月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。野球部門の第4位は、こちら!(初公開日 2021年12月14日/肩書などはすべて当時)。
 
今季パドレス傘下3A(AAA)でプレーした加藤豪将。メジャー昇格を目指す27歳も、来シーズンでプロ10年目を迎える。そんな加藤の「今」に迫るインタビュー。前編では、2013年のMLBドラフト指名から現在までの歩みを振り返りながら、自身が考える「メジャーリーガーとの差」について語ってもらった。(全2回の前編/後編へ)

 衝撃のドラフト指名から9年の月日が経つ。

 2013年のMLBドラフトでヤンキースから2位指名。日本人選手がMLBドラフトの全体100番以内で指名されたのは史上初めてのことだった。

 その男の名は、加藤豪将。マーリンズーパドレス傘下のマイナーチームを渡り歩いた27歳は、21年シーズンの今季、内野手として打率.306、8本塁打、42打点のキャリアハイをマーク。メジャー昇格を射程圏内にとらえたといっていい充実のシーズンを送った。

「今年は自信になりました。成績が良かったことよりも、環境が変わって成績を残せたことがよかったです。13年にヤンキースに指名されて、その後移籍したマーリンズは(元ヤンキースの)ジーターさんがオーナーをされていてコーチの陣容も同じで、“ヤンキース”みたいなチームだった。パドレスは僕も、コーチもお互いを知らない新しい環境でのチャレンジだった。そこで結果を残せたのがよかったです」

17時間のバス移動…直面した“マイナーの当たり前”

 環境の変化への対応力――。加藤は2021年シーズンの手応えをそう口にしている。

 選手のパフォーマンスの良し悪しについて、数字ばかりを追いかけてしまうのが報道する側の常ではあるが、この加藤の言葉にこそ、世界最高峰のメジャーリーグで成功することの難しさが語られている。

 ヤンキースに指名されてからこの9年もの間、加藤は非日常的な環境との格闘の日々を送ってきた。

 14、15年シーズンには打率が1割台まで落ち込んだ。加藤は当時をこう振り返る。

【次ページ】 「2Aから一気に上がる」マイナーのレベル

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