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入社希望は500件!? 斎藤佑樹が明かす “代表取締役” 1年目の心境と、日本ハム新ユニフォームの感想「レプリカ買おうかな」―2021-22 BEST5 

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田中大貴

田中大貴Daiki Tanaka

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photograph byTaichi Chiba

posted2022/05/02 06:00

入社希望は500件!? 斎藤佑樹が明かす “代表取締役” 1年目の心境と、日本ハム新ユニフォームの感想「レプリカ買おうかな」―2021-22 BEST5<Number Web> photograph by Taichi Chiba

充実した新生活を過ごす斎藤佑樹さん。新シーズンに向けて古巣の仲間たちへエールを送った

――私も会社を辞めた時、アナウンサー時代に培ったMC業・実況業の技術以外の部分で、自分の「軸」は何だろうと考えました。そこで気づいたのが人を繋ぐことだったんですね。繋がった方々がビジネスに発展し、さらに広がっていく。そこに達成感を得ました。斎藤さんの「軸」は何でしょう?

斎藤 社会に対してどれだけ自分が貢献できたか、どれだけ貢献できたと自分が思えるか、だと思います。

――ある経営者がこんな話をしていました。「物事を自分軸で考えていると葛藤と文句ばっかり生まれる。でも相手軸で考えると、それはアイデアとクリエティビティに変わる」と。

斎藤 なるほど。まさにそういう考え方は、野球をやっているときから自然と考えていたことでもありました。自分だけではなく、周りのみんなが幸せになれるように。これからのビジネスでもそこは変わらないかなと思います。

――昨年12月に「株式会社斎藤佑樹」を立ち上げ、セカンドキャリアを歩み始めました。斎藤さんの知名度を考えれば、解説業や指導者に、という声も多かったのでは?

斎藤 プロ野球選手としてしっかりとした実績が残せたとは思っていないので、現時点の自分には“説得力”がないと思うんです。ただ、人生はこれで終わりではなく、ここから先に自分が何をやるかによってその“説得力”を持たせることができる。

 スポーツバイオメカニクスの分野やスポーツマネジメント、組織づくりなど、とにかくいろんな勉強をしていきたい。きっと今の斎藤佑樹よりも“説得力”を増すことはできると思います。その時点で何か後輩たちにアドバイスすることができたら、それは素敵なことだなと思っていて。もう少し勉強したいというのが本音です。

――いつかその場所に行くために、今は準備だと。

斎藤 これからの自分次第だなと思います。

入社希望の問い合わせは500件超

――それにしても、社名にはびっくりしました(笑)。

斎藤 自分も「大丈夫かなあ」という思いはありましたが(笑)、ここからは自分の力で歩んでいくという思いを込めました。野球界でいろんなことをやらせてもらったので、それを活かしていきたいですね。

――まだ具体的に明かせないと思いますが、具体的にはどんなビジネスプランがあるのでしょうか?

斎藤 やはり野球が軸にはなると思います。どんな形にせよ、野球界に対して何か恩返しをしたいという気持ちが強いです。だから野球界をもっと楽しくしたいと願う企業の方々と一緒にお仕事をしたいですね。もちろん、野球以外のスポーツ業界、そしてエンタメ業界にも興味はあります。今はSDGsなどに取り組む企業さんと一緒にアクションを起こせないかと、準備しているところです。

――たくさんのオファーがある中で、発見はありましたか? 自分はこのジャンルに興味があるな、とか。

斎藤 企業の方々と一緒にプロデュースしていく作業には興味がありますね。いわゆるレベニューシェア的なところは自分としてもやる意義があるかなと。

――単なる広告塔になるのではなく、一緒にモノを作って、ブランディングして、プロモーションする、という感じですか?

斎藤 そうです。自分が関わることには、自分の思いをしっかりと入れたいと思っています。

――それにしても、たくさんオファーが届いているでしょうね(笑)。

斎藤 そうですね、本当にありがたいことに。でも問い合わせメールの中には、500~600件ぐらいが入社を希望する内容だったようです。たくさんの方々にそう言ってもらえることは、すごくうれしい。残念ながら今の僕たちのリソースではそれに対応するのは難しいのですが、でもいつか、その方たちの思いを形にしたいとは思っています。

――もっと大きな組織にしていきたいというイメージはあるのですね。

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斎藤佑樹
北海道日本ハムファイターズ

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