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「ストップ・ザ・大阪桐蔭」プロ級左腕の前田&超強力打線という“絶望”…それでも勝ちうるチームは? 近畿に多い対抗馬、“大穴”は札幌にいた―2021-22 BEST5

posted2022/04/30 17:00

 
「ストップ・ザ・大阪桐蔭」プロ級左腕の前田&超強力打線という“絶望”…それでも勝ちうるチームは? 近畿に多い対抗馬、“大穴”は札幌にいた―2021-22 BEST5<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

「ストップ・ザ・大阪桐蔭」の候補になる有力校を紹介していこう

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菊地高弘

菊地高弘Takahiro Kikuchi

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Nanae Suzuki

2021年から2022年(対象:12月~4月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。センバツ部門の第1位は、こちら!(初公開日 2022年4月6日/肩書などはすべて当時)。

 春の選抜高校野球大会(センバツ)を圧倒的な力で制した大阪桐蔭。準々決勝以降の3試合で48得点を奪い、チーム11本塁打は大会新記録。中心投手の登板イニング数を見ても、川原嗣貴が18回、前田悠伍が13回を投げたのみ。これほど消耗度の小さい優勝校は珍しい。

――大阪桐蔭を止められるチームなど、存在するのか?

 早くもそんな声すら耳にするほどの、スキのない布陣だ。大阪桐蔭はもちろん強い。それでも、一発勝負のトーナメント戦では、多少の戦力差なら番狂わせも起こりうる。そこで、「ストップ・ザ・大阪桐蔭」の候補になる有力校を紹介していこう。

地元・大阪に「戦いにくい相手」と「2強の一角」

◎金光大阪(大阪)

理由:「エース・古川の粘り強さ」と「ジャイアントキリングの伝統」

寸評:“大阪桐蔭包囲網”は大阪府内から始まっている。センバツでは大阪桐蔭とともに出場し、ベスト8に進出した金光大阪は不気味な存在だ。エース右腕の古川温生は身長170センチと小柄ながら、今春に自己最速の144キロをマークするなど成長著しい。実戦での粘り強さもあり、大崩れするイメージが湧かない。

 また、金光大阪には「ジャイアントキリング」を起こしてきた伝統もある。2007年夏には怪物・中田翔(巨人)を擁した大阪桐蔭を大阪大会決勝で破り、夏の甲子園初出場を決めている。大阪桐蔭にとって戦いにくい相手なのは間違いないだろう。

◎履正社(大阪)

理由:「ハイレベルな戦力」と「『2強』のプライド」

寸評:大阪桐蔭と府内の「2強」を形成してきた履正社も、実力は十分ある。昨秋の大阪大会準決勝では3対5とクロスゲームを展開。しなやかな身のこなしを見せる遊撃手・光弘帆高を筆頭に、野手陣は今年もハイレベル。

【次ページ】 京都国際・森下は大阪桐蔭打線といえど…

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