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実家は総資産6500億円の大富豪…なぜ“テニス界一のお嬢様”ペグラは過酷すぎるツアー生活を続けるのか?―2021-22 BEST5

posted2022/05/06 11:01

 
実家は総資産6500億円の大富豪…なぜ“テニス界一のお嬢様”ペグラは過酷すぎるツアー生活を続けるのか?―2021-22 BEST5<Number Web> photograph by Getty Images

アメリカ女子テニスのナンバーワンにして、“テニス界一のお嬢様”ジェシカ・ペグラがGS自己最高となるベスト8入りを果たした

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山口奈緒美

山口奈緒美Naomi Yamaguchi

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2021年から2022年(対象:12月~4月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。スポーツ総合部門の第3位は、こちら!(初公開日 2022年1月29日/肩書などはすべて当時)。

 テニス界でもっともリッチな選手は誰だろうか。

 全豪オープン前には、大坂なおみの昨年の年収が5730万ドル(約65億円)で女子アスリートのトップの座を守ったとアメリカの経済誌『フォーブス』電子版が報じた。2位はセリーナ・ウィリアムズ、3位がビーナス・ウィリアムズ、5位にガルビネ・ムグルッサ、8位にアシュリー・バーティと、世界の女子アスリートのトップ10の中に4人のテニス選手が入っている。

 しかし、そのリストに名前が上がってこないにもかかわらず、その名前の前に「テニス界一の金持ち」という枕詞がしょっちゅうつく選手がいる。世界ランキング21位の27歳、アメリカのジェシカ・ペグラだ。

 その理由は、彼女が著名な大富豪の娘だからだ。父テリー・ペグラと母キム・ペグラはNFLのバッファロー・ビルズとNHLのバッファロー・セイバーズという2つのプロスポーツチームの共同オーナーで、その総資産は『フォーブス』誌によれば国内188位の57億ドル(約6500億円)だそう。

 そんな両親のもとで生まれ育ったジェシカ本人も、テニス以外のビジネスとして、父の会社である『ペグラ・スポーツ・アンド・エンターテインメント』が開発した多目的施設『LECOMハーバーセンター』の中で妹とともにオーガニック・レストランを経営し、『Ready 24』というスキンケア・ブランドも所有する。

なぜ“テニス界一のお嬢様”はテニスを選んだのか?

 第21シードとして出場した今回の全豪オープンでは第5シードのマリア・サカーリを破り、昨年の全豪オープンと並んでグランドスラム自己最高のベスト8入りを果たした。準々決勝では第1シードのアシュリー・バーティに2-6、0-6とあっさり敗れたが、1大会の賞金としては自身最高の53万8500豪ドル(約4400万円)を獲得した。

 ちなみに、全豪オープンの賞金はコロナ前の2020年と比べて1回戦から準々決勝敗退まではそれぞれ増えている。ベスト4以上の賞金を減らし、より多くの選手に分配するという傾向はコロナ禍で進んでいるが、いずれにしても将来莫大な遺産を手にすると言われるペグラにとっては小遣い程度といったところか。

 しかしテニスというスポーツはペグラの自立心を満たすにふさわしいようだ。1年前のメルボルンではこう語っている。

【次ページ】 「家族の名前から逃れられないとわかっていた」

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