Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
[ICHIROを語ろう]フリオ・ロドリゲス「毎朝のキャッチボール学習」
posted2022/04/15 07:01
![[ICHIROを語ろう]フリオ・ロドリゲス「毎朝のキャッチボール学習」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/1500wm/img_e888f3ff658044935071e7698366cf24358713.jpg)
2000年12月29日、ドミニカ共和国生まれ。'17年にマリナーズと契約しマイナーで経験を積む外野手。東京五輪では打率.417の活躍で銅メダル獲得に貢献。MLB公式サイトの最新版有望株ランキングでは全体3位につけ、今季開幕ロースター入りも決定した。190cm、103kg
text by

ブラッド・レフトンBrad Lefton
photograph by
Nanae Suzuki
アリゾナ州ピオリアのキャンプ地で、外野陣の中に入ったイチローがキャッチボールをしている。20年ほど続くお馴染みの場面に、以前と異なる点がひとつあった。センター方向の深い位置へだんだんと下がり、投げる距離を決めているのが、イチローではないのだ。コーチを務めるイチローはその反対側、ファウルライン上から動かない。
ではイチローのパートナーは? ドミニカ共和国出身のフリオ・ロドリゲス。メジャーデビュー前だが、今季屈指の有望株として期待されている21歳である。
マイク・キャメロンやフランクリン・グティエレスら何人ものOB外野手がコーチとしてキャンプに参加するなか、現役選手と毎朝キャッチボールをするのはイチローだけ。ロドリゲスはイチローと組むようになった経緯をこう説明する。
