Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

[愛工大名電チームメイトは見た!]高校生・鈴木一朗の“真相”

posted2022/04/15 07:08

 
[愛工大名電チームメイトは見た!]高校生・鈴木一朗の“真相”<Number Web> photograph by AFLO

text by

赤坂英一

赤坂英一Eiichi Akasaka

PROFILE

photograph by

AFLO

現役生活を通じて野球を突き詰めたイチローだが、プロ直前の高校時代はどんな選手だったのだろう。旧友たちの証言で、“意外な実像”がいま明らかに!

「今年もちゃんと自主トレやっとけよ」

 愛工大名電高時代の同級生で、甲子園にも出場した高田広秀は、イチローにそう言われている。彼はイチローの草野球チームで高校時代と同じ三塁を守る選手なのだ。

「イチローの練習って無茶苦茶スパルタなんです。草野球なんだから、楽しくやるよって言ってたんだけどな、最初は」

 ところが、昨年12月になってイチローが突然「日が迫ってるからしっかりやれ」と言い出した。打撃投手やノッカーを務めるのは、本気モードのイチロー自身だ。

 高田たちが練習場で歩いていただけで、「ダッシュだ!」とどやされる。イチローがノックする打球を下がって捕ったら「前へ出ろ、前へ!」。打球を身体で止めると「そうそう、それだ!」。時には「野球をナメるな!」と厳しい活も入れられる。

「もう、怖い、怖い。イチローに散々しごかれたおかげで足がパンパン。当日は強力なロキソニン飲んで試合に出ました」

 イチローは現役時代、人一倍練習で汗を流し、自らを限界まで追い込んでいた。草野球でも妥協を許さぬ姿勢は変わらない。高校時代、投手のイチローとバッテリーを組んだ同級生の捕手・畑憲作が言う。

「僕らの高校時代、1980~'90年代の“名電野球”です。昔は毎日そういう練習をやっとりました。いつも必死でがむしゃらに、ユニホームをドロドロにしてね」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
Numberプレミアムクラブ会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 3016文字

Numberプレミアムクラブ会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

イチロー
愛工大名電高校
高田広秀
畑憲作
吉田猛
中村豪

高校野球の前後の記事

ページトップ