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新たな目標に向けて走り始めたリーチマイケルを支える原動力

posted2021/03/16 10:30

 
新たな目標に向けて走り始めたリーチマイケルを支える原動力<Number Web> photograph by AFLO/TOSHIBA BRAVE LUPUS

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福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

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AFLO/TOSHIBA BRAVE LUPUS

ラグビーワールドカップ2019日本大会でキャプテンとしてラグビー日本代表を初のベスト8に導いたリーチマイケル。

次なる目標はどこにあるのか。

トップリーグ2021シーズン開幕直前の彼に今の心境を聞いた。

 新型コロナウィルス感染拡大の大きな波はジャパンラグビー トップリーグにも影響を及ぼした。2020年3月23日、その日2020年シーズンの中止が決まった。

 日本で開催されたワールドカップでベスト8に進出したラグビー日本代表の大躍進により、ラグビーの虜となった多くのファンはトップリーグの試合会場を埋め尽くし、2020年は日本ラグビー界にとって大きな飛躍の年になるはずだった。

 キャプテンとしてラグビー日本代表を牽引したリーチマイケルは、トップリーグ中止が決定したときの状況をこう振り返った。

「ワールドカップで盛り上がったラグビー熱がそのままトップリーグに続いているのを感じていました。でも新型コロナウィルスの影響でリーグが中止となり、その勢いがなくなってしまったのはとても残念でした」

どうやって相手との差をつけるか

 コロナ禍で中止となったのは試合だけではなかった。所属する東芝ブレイブルーパスはクラブハウスを閉鎖。選手は全員自宅待機となった。チーム練習ができないどころか、マシンを使ったウェイトトレーニングすらもままならない、アスリートにとって危機的状況に陥った。

「3月に中断してからずっと家で待機をしている状態が続きました。外に出るのは奥さんの代わりにスーパーで買い物をしたり、たまに子どもを連れて公園に行くくらい。でも状況はみんな同じ、トップリーグの全チームが練習できない、クラブハウスに行けない、ウェイトトレーニングができない。そのなかでどうやって相手チームとの差をつけるかが大切だと思っていました」

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