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巨人、ソフトバンクの“真っ直ぐ”が打てない衝撃 「リアルにロッテより弱い」の声も…――2020 BEST5

posted2020/12/29 17:07

 
巨人、ソフトバンクの“真っ直ぐ”が打てない衝撃 「リアルにロッテより弱い」の声も…――2020 BEST5<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

第2戦に先発し、6回途中まで2失点に抑えた石川

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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Hideki Sugiyama

2020年、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。プロ野球部門の第1位は、こちら!(初公開日 2020年11月23日)。

 わずか39秒の中に巨人・原辰徳監督の屈辱が詰め込まれていた。

「やはり流れがこっちに来ないというかね。最初に渡してしまったというね。(移動日で)明日1日ありますから。猛練習して、明後日に備えますよ。以上!」

 京セラドームの一塁側通路。

 新型コロナウイルスの感染予防で取材人数が制限されているため、監督を取り巻く記者はわずかに5人しかいなかった。そのことがせめてもの救いだったようにも思えた。

 取材に立ち会った記者によると至って穏やかな口調だったが、顔は少し紅潮していたという。

アッという間に鷹打線の奔流に飲み込まれた

 前日にエースの菅野智之投手がソフトバンク打線の餌食となり、この日も先発の今村信貴信投手がアッという間に鷹打線の奔流に飲み込まれた。

 1回に1死から2番の川島慶三内野手を歩かせると、3番の柳田悠岐外野手にセンターオーバーの二塁打を打たれて先制を許す。

 その後、4番のジュリスベル・グラシアル外野手の内野安打を二塁・吉川尚輝内野手が悪送球して2点目が入り、前日のヒーロー・栗原陵矢外野手の右前安打でさらに一、三塁とされて内野ゴロの間にこの回3点目を献上。

 2回に9番の甲斐拓也捕手に真っ直ぐを狙われたフルスイングで中越え本塁打を許した。

 3回には2番手の戸郷翔征投手も捕まった。

 グラシアルに左翼席にライナーで突き刺さる2ランを浴びた時点で、実質的に試合は終わった。その後は指名打者アルフレド・デスパイネの満塁弾に守備の乱れなどのミスも出て13失点。

 巨人の日本シリーズでの失点記録を更新する大敗で2連敗のスタート。一方、4連覇を狙うソフトバンクは、これでシリーズは3年越しの10連勝と圧倒的な強さが際立つばかりだ。

【次ページ】 完全な力負けが続く

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