Number ExBACK NUMBER

いい顔に迫る資生堂クロストーク「ONE ON ONE」
髙梨沙羅(女子スキージャンプ選手)×吉岡里帆(女優)

posted2020/11/10 11:00

 
いい顔に迫る資生堂クロストーク「ONE ON ONE」髙梨沙羅(女子スキージャンプ選手)×吉岡里帆(女優)<Number Web> photograph by SHISEIDO

text by

資生堂

資生堂SHISEIDO

PROFILE

photograph by

SHISEIDO

女優・吉岡里帆がアスリートと語り合い、「いい顔」の理由に迫るクロストーク。今回のゲストは、女子スキージャンプ選手の髙梨沙羅さん。オフの過ごし方に楽しそうな表情が輝きます。

ホッとした100回目の表彰台

吉岡 2020年3月のW杯で歴代最多の57勝目を挙げられて、100回目の表彰台に立たれたんですよね。おめでとうございます!

髙梨 ありがとうございます(笑)。

吉岡 いかがでしたか、100回目の表彰台に立った時の思いは?

髙梨 100回目に到達するまで、勢いのある時期からするとそうとう時間がかかったんですけど、それでも諦めずに自分と向き合ってきた、そのご褒美だったのかなと思います。

吉岡 15歳でW杯初優勝を飾られた時と感覚に変化がありますか?

髙梨 前は自分自身の楽しさしかなかったと思います。でもその後いろんな経験をして、支えてくださる方々の応援のおかげで今の自分があるので、今は感謝の思いを伝えるために結果を残したいという気持ちと、楽しみながら飛んでいる気持ちと、半々の気持ちかもしれません。どんなに結果を出しても、応援してくださる方々に恩返しできたとは思いませんけど、1つの区切りである100回目の表彰台に到達できたことでホッとしました。

吉岡 これまでの競技生活で本当に楽しかった瞬間、本当に悔しかった瞬間の話をぜひ教えてください。

髙梨 悔しい瞬間は、結果を出せなくても悔しいという気持ちが湧かないような時です。

吉岡 それはアスリートならではのメンタルなんでしょうね。

髙梨 スタート台に立つ時、無心になれる状態まで準備をするのがベストなんですけど、それができないとどんなに悪い順位でも悔しいと感じられなかったりします。準備できなかったことがわかるから、この結果でも当たり前だなと思ってしまって、なんか悔しくないというか。

吉岡 なるほど……。では、反対に楽しかったのはどんな時ですか?

髙梨 14歳の時、初めて大人に交じって飛ぶ大倉山の大会に出て、141メートルというそれまで飛んだことのない距離を飛んだんですね。滑り降りると、観客の方々がすごく盛り上がっていて、これからもこういう場面を見たいなと思えた時がいちばん楽しかったです。

【次ページ】 想像力が試される競技

1 2 3 NEXT

ページトップ