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「2年後のレアル・マドリーに久保建英のポジションはある?」スタメン11人を予想してみた

posted2020/09/24 15:00

 
「2年後のレアル・マドリーに久保建英のポジションはある?」スタメン11人を予想してみた<Number Web> photograph by AFLO

ビジャレアルにレンタル移籍して迎えた新シーズン。リーグ第2節までは途中出場が続く久保

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北條聡

北條聡Satoshi Hojo

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 ビジャレアル久保建英の独占インタビューに成功したNumber1011号「久保建英、リーガをゆく。」――そのなかから元『週刊サッカーマガジン』編集長・北條聡氏による『2022年の白い巨人を妄想する』を特別に掲載する。

 今夏はすっかり鳴りを潜めたマドリー得意の大補強。かつての銀河系がそれじゃ寂しい、というわけで、会長になりかわり、近未来の編成を勝手に大予想――。

 手前勝手に選んでおいて言い訳するのも何だが、随分とインパクトの薄いイレブンだ。妄想の翼をへし折るような現実を丸呑みしてしまったからである。

 とにかく堅い。財布の紐が……。ペレス帝国の漁法は一本釣りだ。それも年に一度がお約束。一夜にして、銀河系再興とはいかない。そんなわけで総取っ替えの欲望を抑え、釣り上げる獲物を吟味し、それぞれをイレブンの一角に放り込んでみた。

ベンゼマ、クロース、セルヒオ・ラモスの後継者とは?

 その妄想御三家がムバッペ、キミッヒ、ウパメカノだ。伝統の大艦巨砲主義にならえばハーランドやグリーンウッドあたりに触手が伸びるが、それよりも銀河系の再興にふさわしい当世風の頭脳(キミッヒ)と最後方で攻守の要となる万能の怪物(ウパメカノ)が欲しかった。

 これでベンゼマ、クロース、セルヒオ・ラモスの跡目問題に終止符を打つ。いや、セルヒオ・ラモスだけは外せない。激しい闘志でカピタン(主将)の任をまっとうしてきたマドリーの魂だ。この男の後継者、クラブの象徴たりうるスペイン人がどうにも浮かばぬ今日この頃……。

 カルバハル? いやいやいや。ただし、右サイドバックとしては優秀だ。左の猛牛メンディとまだまだ暴れてもらおう。中盤に君臨する皇帝キミッヒの相方には、よく走り、よくファイトするB2B(ボックス・トゥ・ボックス)のバルベルデを。プレス回避の安全弁として物足りないカゼミーロは……お役御免である。

久保のポジションは……

 で、残った枠は4つ。その選択は近年のマドリーが試みてきた錬金術の大成功というストーリーでゴリ押しだ。せっせと青田買いしてきた逸材たちの立身出世である。

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