話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
本田、柿谷を支え、青森山田も支援。
バランススタイルとサッカーの関係。
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph byBALANCE STYLE INC
posted2020/07/01 08:00

現代表の高畠侑加さんと、創業者の太志さん。サッカー界での存在感も大きくなってきた。
オンラインで高価格商品、という勝負。
だが、本田がブレイクした中、今のファッションにつながる種を太志さんは蒔いていた。
「当時、本田選手がいたフェンロとCSKAモスクワ、そして日本代表のユニフォームの販売をしていました。そのオンラインストアを侑加が作ってくれたんです」
侑加さんが作ったオンラインストアが事業の幅を広げていくことにつながる。
イタリア発のガガミラノがその先鋒になった。本田がその時計を気に入ったことで、バランススタイルは日本総輸入元から卸売りを受け、当時、高価格帯商品は向いていないとされていたオンラインストアでの販売へ踏み出す。
「ユニフォームに加えて、選手が愛用している腕時計もサッカーという世界観が合うのではないかなと思い、オンラインストアで販売開始しました。著名人の愛用者も多かったことと重なり、非常に人気になりました」
「『サッカーが好きでファッションが好きなお客さんに、サッカー選手が愛用しているアイテムを提案して行こう!』と、次への展開が始まりました」(侑加さん)
前園、長友、香川が気に入った靴。
つづいて、カルレス・プジョルの時計ブランドである「CP5」と日本総輸入元契約を締結。さらに「ジャンティバンティ」のバッグ、「アトンランティックスターズ」のスニーカーを取扱っていった。
「ジャンティバンティはバッグにナンバーやイニシャルをカスタマイズできるので、サッカーと相性いいなと思いました。実際に社長とお会いしてみると、同年齢でサッカーが大好きな方で、すぐに意気投合しました。アトランティックスターズのスニーカーは、知人が輸入を始めるということで、声をかけてくれたんです。それも縁だなって思ってスタートしたら前園(真聖)さんや長友(佑都)選手、香川(真司)選手などが愛用し、たちまち人気ブランドになりました」