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<40歳になっても変わらない哲学と習慣>
小野伸二「すべてを全力で楽しみたい」

posted2019/09/26 11:30

 
<40歳になっても変わらない哲学と習慣>小野伸二「すべてを全力で楽しみたい」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

PROFILE

photograph by

Takuya Sugiyama

“永遠のサッカー少年”は笑顔を絶やさない。独自のコンディション管理でプロ生活22年目を迎え、今なおチャレンジし続けることへの思いを語った。

 楽しい気持ちは見ている方にも伝わってくる。サッカーボールと会話するように真剣に“じゃれ合う”姿はいくつになっても変わらない。オーラが色褪せることもない。

 小野伸二は今年で40歳。8月に4年半在籍したコンサドーレ札幌を離れてJ2のFC琉球に移籍し、新しいチャレンジに踏み出している。

「サッカーだけじゃなく、コンディションも楽しく、すべてに全力で楽しく」が彼のモットーだ。無論“ラクをする”“気ままにやる”ということではない。辛いことも楽しんでやらないとサッカー自体を楽しめなくなるというスタンスに立つ。

「たとえばケガを抱えると痛みを脳が発信するため、練習を全力でやるのは難しくなります。それでもいかに楽しくやれるかっていうことを僕は大切にしているつもり」

コンディション管理で心がけること。

 そんな小野がコンディションづくりにおいて、若いころからずっと続けているのが昼寝だという。

「プロになった当初、午前練習が終わって午後にマッサージをしてもらって、その流れで昼寝するようになったのがきっかけでした。疲れた体が癒されるし、身も心もスッキリする。(睡眠時間は)3、4時間くらい。結構、長いですかね(笑)。昼寝をしていないと、逆に体調が良くないなって感じることもあるんです。じゃあ夜はそんなに寝ないのかと言ったらそうじゃない。8時間くらいはしっかり寝ていますね」

 コンディションを支える睡眠力を高めるには呼吸が大切になる。鼻が少しでも詰まっているなと感じたら寝る前に『ブリーズライト』を装着するという。

「特に花粉が飛ぶ時期はやっぱり辛いですよ。口呼吸だと気持ち良く眠れないので、鼻の通りを良くすることによってスッキリ感が全然違ってきますから」

 コンディション管理で大切にしているのはストレスを溜めないこと。無理に続けることは逆効果だと感じ、自分に合うやり方を自分のペースでやるようにしている。

「食事にしても僕は基本的に昼、一食しっかり食べればいい派。(栄養学的には)違うと言われるかもしれないですけど、長年やってきて自分の体にはそれが合っているなって感じているので。もちろん夜でもしっかり食べるときは食べるし、それはもう自分の体と相談しながら決めていきます」

【次ページ】 「自分自身がまず全力で楽しまなきゃ」

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