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賛否両論の超高校級シューター、
富永啓生は和製カリーになれるか。
【2019年上半期 バスケ部門1位】 

text by

青木美帆

青木美帆Miho Aoki

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photograph byYuki Suenaga

posted2019/08/14 19:45

賛否両論の超高校級シューター、富永啓生は和製カリーになれるか。【2019年上半期 バスケ部門1位】<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

ビッグマンの留学生が2位以下に並ぶなか、6試合で計239得点で得点王となった富永。

米大学への進学を希望。

 1月6日、富永は自身のインスタグラムにこう投稿した。

「色々噂があるようですが、アメリカの大学に進学しようと思っています」

 ウインターカップ中、進路に関する質問に曖昧な返答をする様子を見て「もしや」とは思っていた。観客だけでなく指導者たちをも魅了する稀代のシューターは、新しい挑戦の舞台を海の先に見据えているようだ。夢はNBAプレーヤーと話し、アジア選手権でも評価を得た彼が選ぶ道としては妥当だろう。

 現在185cm。3年間で15cm以上伸びた身長は、まだ少しずつ伸びているという。手足が長く、軽々ダンクできる身体能力があり、NBAでも希少な左利き。本人が思い描くとおり身長が190cmの大台に乗れば、素質的には日本人初のNBAシューター誕生に大いに期待できる。

 もちろん、本人の努力は大前提。「筋肉痛が嫌いで……」と敬遠するフィジカルトレーニングやディフェンスにも、本気で取り組めるか。

 最初で最後のウインターカップを、良くも悪くも盛大に沸かせた富永。本来であれば報道や学校を通じて発表されるだろう進路をまさかのインスタグラムで報告し(おとがめがないか、他人事ながら心配だ)、颯爽と日本を飛び出そうとしている。

 その嵐のようなスケール感も、何とも彼らしいと感じている。

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