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「ビッグ6」の直接対決を見逃すな。
プレミアの覇権占う序盤の攻防戦。 

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細江克弥

細江克弥Katsuya Hosoe

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photograph byGetty Images

posted2019/08/07 10:00

「ビッグ6」の直接対決を見逃すな。プレミアの覇権占う序盤の攻防戦。<Number Web> photograph by Getty Images

2強を追うトッテナムは第2節で王者シティと激突。悲願のCL制覇を成し遂げたリバプールは、補強を進めるアーセナルと第3節に相見える。

積極補強のアーセナルは進化する?

 続いて第3節では「アーセナル対リバプール」が実現するのだが、アーセナルは、ビッグ6においては最も積極的かつ効果的な補強を進めていると言えそうだ。

 指揮官ウナイ・エメリは東京五輪世代のスペイン代表で中核を担うMFダニ・セバジョス、爆発的なスプリント力を誇るコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺと、かねてから補強ポイントに挙げていたポジションに即戦力を獲得。懸案の左サイドバックはセルティックのスコットランド代表DFキーラン・ティアニー獲得が有力視されている。

 特筆すべきは、ぺぺ獲得によって完成するアレクサンドル・ラカゼット、ピエール・エメリク・オーバメヤンとの強力3トップだ。ローラン・コシェルニーの退団問題がうまく解決してチームがまとまれば、エメリ体制はさらなる進化を遂げる可能性を感じさせる。

伏兵が光るリバプールの団結力。

 対峙するリバプールはマンチェスター・シティと並ぶトップ2の一角だけに、この一戦が持つ意味は大きい。

 5年目を迎えたユルゲン・クロップ体制下におけるリヴァプールの最大の強みは団結力。モハメド・サラーとサディオ・マネ、ビルヒル・ファンダイクら看板選手の活躍はもちろんだが、昨シーズンと同様にジェルダン・シャキリやジェイムズ・ミルナー、ディボク・オリジら“伏兵”がベンチスタートから結果を残すようなら、リバプールは今シーズンも強い。マンチェスター・シティの牙城を崩す筆頭候補と言えるだろう。

 開幕前に想定される「2-3-1」の覇権争いは、時間の経過とともに浮かび上がってくる同じ構図によって展開されるのか。それとも、この勢力図が変化するアップセットが見られるのか。どのクラブにとってもスタートダッシュが大切であることは間違いないから、なおさら、第3節まで連続して実現する直接対決が楽しみだ。

 なお、日本でのプレミアリーグ中継は、今シーズンから3季連続でDAZNによる全試合独占配信となる。激動の新シーズンを占う序盤戦、その開幕3節で実現するビッグ6直接対決を見逃すな。

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