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「ビッグ6」の直接対決を見逃すな。
プレミアの覇権占う序盤の攻防戦。

posted2019/08/07 10:00

 
「ビッグ6」の直接対決を見逃すな。プレミアの覇権占う序盤の攻防戦。<Number Web> photograph by Getty Images

2強を追うトッテナムは第2節で王者シティと激突。悲願のCL制覇を成し遂げたリバプールは、補強を進めるアーセナルと第3節に相見える。

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細江克弥

細江克弥Katsuya Hosoe

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Getty Images

 今シーズンも、プレミアリーグは「ビッグ6」を中心に動く。

 改めて「ビッグ6」とは昨季の順位順にマンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドの“6強”を指すのだが、世界一のスポーツエンターテインメントは、やはりかなりの盛り上げ上手だ。間もなく幕を開ける2019-20シーズンは、なんと開幕3節で3つの直接対決が実現する。

 ちなみにビッグ6は「2-3-1」と3つのグループに分けて見る向きが強い。

 昨シーズンは、ジョゼップ・グアルディオラ体制3年目のマンチェスター・シティが黄金時代の到来を印象づける見事な戦いぶりで連覇を達成。14年ぶりにチャンピオンズリーグを制したユルゲン・クロップ率いるリバプールとともに、ビッグ6においても頭一つ抜けた存在として「2」に振り分けられる。

「3」を構成するのは、リバプールとチャンピオンズリーグ決勝を戦ったトッテナムに加え、浮き沈みが激しかった昨シーズンもリーグ3位に踏みとどまり、ヨーロッパリーグ王者を勝ち取る意地を見せたチェルシーと、アーセン・ベンゲル退任後の難しい1年を5位で乗り切り、ヨーロッパリーグ準優勝と及第点の結果を残したアーセナルの3チームだ。

 トップ2との差は小さくないが、一発勝負なら立場を覆して勝点3を奪える可能性を秘めている。

過渡期に直面するユナイテッド。

 そして最後の「1」は、誰もが認めるネームバリューがありながら、近年は“結果”の部分にもの足りなさを感じさせるマンチェスター・ユナイテッドだ。

 昨シーズン途中にジョゼ・モウリーニョからオーレ・グンナー・スールシャールに指揮権をバトンタッチして一時的な快進撃を見せたものの、終盤に大失速して6位でフィニッシュ。クラブとしての格や所属選手の顔ぶれを考えればビッグ6の一角であることは間違いないが、まさに過渡期に直面しており、苦しんでいる印象が強い。

【次ページ】 対するはランパード新体制のチェルシー。

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