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松木安太郎、コパ・アメリカ待機中。
「南米はとにかく派手、楽しみ」

posted2019/06/14 11:00

 
松木安太郎、コパ・アメリカ待機中。「南米はとにかく派手、楽しみ」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

1999年のコパ・アメリカの解説を担当した松木安太郎氏。南米サッカーのおもしろさを熱く語ってくれた。

text by

松木安太郎

松木安太郎Yasutaro Matsuki

PROFILE

photograph by

Shigeki Yamamoto

 コパ・アメリカ! いいよね~。楽しみだよね~。始まる前から最高!

 今から20年前、僕は日本が初めて参加した1999年パラグアイ大会に解説者として行きました。コパ・アメリカの雰囲気ってのは、やっぱり独特ですよ。南米特有の応援スタイル、目の肥えたお客さんたちのリアクション、何が起きるかわからないあの緊張感……どれを取っても日本と比較すれば“非日常”という感じです。

 1999年の日本代表は、あの雰囲気にのまれてガチガチに緊張しちゃったんだよね。ペルーとパラグアイ、それからボリビアと対戦したんだけど、ディフェンスがボロボロになっちゃって立て直せなかった。もちろん、あれから20年も経っているし、今回の開催地は5年前にワールドカップを開催したばかりのブラジルだから環境はまったく違うけれど、“行ってみないとわからない”という感じはたぶん変わらないよね。

 芝生が長いかもしれないし、お客さんがあまり入らないかもしれない。ほら、パラグアイ大会の時なんて試合中に停電したことがあったでしょ? 今回はそんなことはないと思うけれど、「何が起きても不思議じゃない」くらいの気持ちで臨むべきだと思うなあ。それってきっと、ものすごく貴重な経験になると思います。

南米サッカーの特徴は?

 今回のコパ・アメリカで、南米のサッカーを初めて観る人もいるのかな? そういう人たちに“南米サッカー”の特徴を説明するなら、やっぱり「個性が強い」ということだね。

 ヨーロッパと比較すると、選手個々がもっとダイナミックで、もっとアグレッシブ。例えば、1対1の場面で見せるフェイントみたいな“仕掛け”が、とにかく大きいんですよ。オーバーアクション。トリッキー。もっとわかりやすく言えば、ものすごく“派手”なの。それに戸惑っちゃう選手もいるかもしれないね。だって、僕も現役時代はびっくりしましたよ。「おまえのフェイント、そんなにデカいのかよ!」って(笑)。

【次ページ】 コパ・アメリカは“一生モノ”。

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