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山縣亮太インタビュー「極限まで無駄を削ぎ落としたフォームが最高の走りを生む」

posted2019/06/13 11:00

 
山縣亮太インタビュー「極限まで無駄を削ぎ落としたフォームが最高の走りを生む」<Number Web> photograph by Shiro Miyake

text by

宝田将志

宝田将志Shoji Takarada

PROFILE

photograph by

Shiro Miyake

100分の1秒を縮めるため理想のフォームを追い求める、山縣亮太。美しいスタイリングが最高の走りをもたらす。BMWと同じく、その信念は揺らぐことはない──。

 地球上で誰が最も速いのか――。この根源的にして究極の勝負が陸上男子100mだ。全世界の男性38億人のうち、2020年の世界大会で決勝の舞台に立てるのは、わずか8人。その高く険しい頂に山縣亮太は挑んでいる。

 ただひたすら走ることを追求する日々にあって、27歳が意識するのは「無駄を省くこと」。スタートから低く飛び出し、重心を上下左右に乱すことなくスムーズに加速する。レースでは「理想の自分の動きを追いかける感じ」だという。

 100mを駆け抜けるのに要する歩数は47から48。最高速度は秒速11mを越え、フィニッシュでは100分の1秒を相手と競う。そんな常人離れした空間の中、レーシングカーのような精密な技術を発揮できるのは、ウエイトトレーニングなどで177cm、74kgの身体を強くしなやかに鍛え上げているからこそだ。

「一流選手には共通する動きがあります。一方で、選手にはそれぞれ考えがあって、それがフォームとか体つきの個性になって表われるんです。見ればすぐ『全体的に大きくなったな』とか『痩せたな』とか変化が分かりますし、出来上がっている選手は格好いいなと思いますね」

「世界のファイナリスト」へ

 山縣は'16年のリオデジャネイロ大会準決勝で大会史上日本人最速となる10秒05をマーク。決勝進出ラインに0秒04と迫った。悲願の9秒台は「世界のファイナリスト」への試金石でもある。

「どのように結果を出すか。無駄を省く姿勢は変えず、体の使い方は1年1年変革していっています。記録が出た時、勝った時にその理由を説明できるように、こだわりを持って取り組んでいきたいんです」

 山縣がデザインする「走り」、その洗練さは彼の思考そのものと言っていい。

山縣亮太Ryota Yamagata

1992年6月10日、広島県生まれ。小学生から陸上を始める。2012年、慶應大2年時にロンドン五輪出場を果たす。'16年リオデジャネイロ五輪男子100mでは五輪における日本選手史上最速(10秒05)を記録。4×100mリレーにおいては第1走者として銀メダル獲得に貢献した。セイコーホールディングス社員。177cm、74kg。

THE ALL-NEW BMW 3 SERIES

新世代のBMWデザイン・コンセプトを採用し、洗練された美しいボディ・スタイリングへと進化した。ボディ・パネルを横切る2本のキャラクター・ラインが生み出す複雑なサーフェスは、陰影を強調し、スポーティーさを高める。さらに伝統のホフマイスター・キンクをCピラー(ボディ後部座席斜め後ろにある柱)に残すデザインにすることで美しいボディと一体化し、エレガントな印象を与える。安全性や快適性を重視しながらも、ドライビングの歓びを犠牲にしないBMW。デザインにおいても細部にまでこだわり、“視覚的な歓び”を実現した。

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