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SCENE9「グレートウォール」

posted2019/06/10 11:00

 
<Zoom in SPORTS>SCENE9「グレートウォール」<Number Web> photograph by <span>松本輝一</span> Kiichi Matsumoto

photograph by

松本輝一 Kiichi Matsumoto

ヒルクライム・スプリントレース:
HILL CLIMB SPRINT RACE

 国内最北の大都市を見下ろすようにそびえる大倉山ジャンプ競技場。1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会の開催場所として知られる施設である。その頂上の展望ラウンジからは人口約190万の札幌の街並みだけでなく、石狩平野や日本海に面する石狩湾、札幌ドームやテレビ塔などが手にとるように一望できる。

 冬のイメージが強いジャンプ競技場だが、現在はサマージャンプも開催され、国際的な大会が年間を通して開催されている。

 ジャンパーたちは標高307mのスタート地点から滑降を開始し、約200m先のカンテ(踏み切り台)を時速90kmあまりのトップスピードで大空へと飛び出す。

 そんな「大倉山」のラージヒルを舞台に開催されたのは『Red Bull 400』だ。参加選手たちは自らの健脚だけで全コースを逆走して駆け上がる。“世界でもっとも過酷な400m走”ともいわれる所以だ。

 写真は、札幌の気温が26℃と東京を上回った5月の週末、ゴール直前のアプローチ横からの一枚。

 最大斜度37°――。出場選手には“ほぼ直角”に感じるという。下は16歳から上は71歳までの1,087人の参加者の前に、この日ばかりは観光名所も「モンスター・ヒル」として大きく立ちふさがった。

 ちなみに女子の優勝者は「4分47秒68」、男子の優勝者は「3分23秒13」というタイムでゴール地点に到達していた。

Photographer's Impression

冬のスキージャンプの取材は何度も経験がありますが、撮影中は「寒さ対策」と「タイミング」が重要になります。ただ今回のように初夏のジャンプ場での取材では、機材を担いで自分の足で数百メートルを、登ったり降りたり。今回も軽量で機動力のある「X-T3」のおかげで出場選手たちが躍動する決定的瞬間を捉えることができました。翌日、筋肉痛は残りましたが……。

FUJIFILM X-T3

撮影で使用したのは、従来のXシリーズから連写性能・AF性能を大幅にパワーアップした最新モデル。素早い動きも瞬時に捉え、シャッターチャンスを逃さない。

使用レンズ

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

富士フイルム X-T3の詳細はこちら

https://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_t3/

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