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浅田真央 私のスケート愛(4)
「ツアーを支える女子2人」

posted2019/01/18 08:00

 
浅田真央 私のスケート愛(4)「ツアーを支える女子2人」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2人のやわらかい挨拶から、ショーは幕を開ける。

text by

浅田真央

浅田真央Mao Asada

PROFILE

photograph by

Takuya Sugiyama

 雑誌『Sports Graphic Number』で浅田真央さんが、新しい形でスケートと向き合う現在の思いを綴った隔号の連載『浅田真央 私のスケート愛』。
 2018年3月から現在も連載中のコラムを、NumberWebにて特別に公開いたします!
(2018年6月14日発売『Sports Graphic Number』954・955・956号掲載)

 サンクスツアー、5月の初演、新潟公演には多くの方に来ていただき、嬉しい感想をたくさん頂きました。特に無良崇人くんの『鐘』と私の『ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第二番』は大きな反響がありました。

 初演ということもあって緊張や不安もかなりあったので、公演後1週間くらいは疲れがどっと出て、ぐったりしてしまいました。しっかりと疲れをとってから、長野公演までの間に一度みんなで集まって練習しました。

 ブラッシュアップしているので、どんどん内容が良くなっていると思います。新潟公演で見えた改善点も色々あって、振り付けや照明、構成など、もっとこうしたい、ああしたいというアイデアがどんどん出てきているんです。回数を重ねるごとに進化するショーになりますよ。

最初に声をかけたのが、姉の舞さん。

 前回の連載でお話しした無良くんに続き、今回は女子の頼れる存在である2人、姉の浅田舞と林渚さんをご紹介します。

 昨年、このツアーをやろうと決めた時、一番はじめに私から声をかけたのが舞です。でも舞はテレビや舞台(昨夏『煉獄に笑う』に出演)など、個人のお仕事が確立している時でもありました。

 ショーに参加するとなると拘束時間も長くなってしまいます。舞は私にとっての一番の相談相手であり、いてくれるだけで安心する存在なので、参加してほしい気持ちはもちろん強かったです。でもだからといって舞にはやりたいこともあるだろうし、無理はしてほしくなかったので、「やりたくなかったらやらなくてもいいんだけど……」と少し控えめな感じで(笑)、お願いしたんです。

 そうしたら舞は「もちろんやるに決まってるじゃん!」って迷うことなく即答してくれました。それがとても嬉しくて「ほんとに? ありがとう!」って目を輝かせて喜びましたね(笑)。

 舞は、私がそんな風に舞のお仕事のこととかを考えていたとは思っていなかったみたいで、「真央の想いにハッとさせられたし嬉しかったよ」と言っていました。

 これまでショーで一緒に滑ったこともありますが、一から作り上げるのは初めてのこと。でも舞は舞台を経験していることもあって、演出面など色々なところで助けてくれます。舞もショーに向けて身体を一から作り直す必要がありましたし、ショー全体の約半分の量を滑っているので体力的には大変だと思います。

「控室に行かずに舞台袖にずっといる、出ずっぱりのショーは初めて」と本人も驚いていました。でもメンバーみんながリンクに集まると、きつい練習も自然と頑張れてしまうんですよね。

【次ページ】 頼れる「なぎちゃん」の存在。

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浅田真央

フィギュアスケートの前後のコラム

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