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浅田真央 私のスケート愛(1)
「第2のステージへ」

posted2019/01/15 08:00

 
浅田真央 私のスケート愛(1)「第2のステージへ」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

浅田真央は、新たなステージでも誰とも違う輝きを放っている。

text by

浅田真央

浅田真央Mao Asada

PROFILE

photograph by

Takuya Sugiyama

 雑誌『Sports Graphic Number』で浅田真央さんが、新しい形でスケートと向き合う現在の思いを綴った隔号の連載『浅田真央 私のスケート愛』。
 2018年3月から現在も連載中のコラムを、NumberWebにて特別に公開いたします!
(2018年3月15日発売『Sports Graphic Number』948号掲載)

 今まで応援してくださった皆様に感謝の気持ちを込めて、「浅田真央サンクスツアー」を5月から全国10カ所で行います。これまでにない新しいアイスショー、新しい試みです。私はプロデューサーのような役割で、振り付けも構成もゼロから考えました。何もかもはじめての挑戦です。

 ショーをやろうと決めたのは去年の10月くらい。でも一人でショーをやるのは不安だったので、すぐに姉の舞に相談したんです。そうしたら、その場で「協力できるし一緒にやりたいよ!」と言ってくれて、実現できることになりました。

 メンバーは私と舞を含めて10名です。インスタグラムでオーディションの募集をかけ、滑っている動画を送ってもらったり、直接リンクで滑りを見せてもらったりしながら決めました。思っていた以上に色々な背景を持った方が集まり、面白いです。

 中京大学スケート部の後輩であるモンゴル人の女の子や、私の過去のプログラムを全て滑れるというスペイン人の男の子もいます。中京大学の同級生である無良崇人君も参加してくれるので心強いです。

サンクスツアーは第2のステージ。

 これまでに3回、練習のキャンプを行いみんなと一緒に滑りました。朝、昼、晩と一日中、長い練習だったので、大変かなと少し心配していたのですが、みんな「楽しい!」と言ってくれていました。ひとりひとり魅力のあるスケーターなので、これからみんなのことを、それぞれのスケートに対して持っているストーリーをどんどん知りたいです。

 スケート界で、アイスショーに出られるのは一握りの人だけです。スケートが大好きで、続けたくても様々な事情で辞めざるをえなかった人もいる。そんな人たちが少しでも輝ける場所を一緒に作っていけるというのは嬉しいことだと思っています。そして私自身もとても充実していて、すごく楽しいんです。練習しているだけでも、曲を考えているときも、とにかく楽しい!

 去年の4月から10月までは将来のことについて悩みながらきていたのですが、このショーが決まってから、ようやくそこに光が見え始めました。サンクスツアーは、私の第2のステージです。

【次ページ】 アイスショーのチケット代についての悩み。

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浅田真央

フィギュアスケートの前後のコラム

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