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<Mリーガー対談> 二階堂亜樹×佐々木寿人
「麻雀にすべてを懸けて」

posted2019/01/03 11:00

 
<Mリーガー対談> 二階堂亜樹×佐々木寿人「麻雀にすべてを懸けて」<Number Web> photograph by Tadashi Shirasawa

text by

熊崎敬

熊崎敬Takashi Kumazaki

PROFILE

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Tadashi Shirasawa

女性プロ雀士として約20年のキャリアを持つ二階堂亜樹(EX風林火山)とMリーグ初の役満を出した佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)。お互いの印象から初代Mリーガーとしての決意、リーグ終盤への抱負まで、熱い思いを語り合った。

――まず初めに、Mリーグが始まると聞いたときの率直な感想をお聞かせください。

二階堂 これはすごい時代になったと思いました。私がプロになった20年前では考えられない出来事です。当時、対局番組は数えるほどで、プロ雀士も少なかったですからね。麻雀が究極的な形になった、それがMリーグだと思います。

佐々木 初代チェアマンの藤田晋さんに、Mリーグ構想を初めて聞いたのが2017年の秋。あれから1年足らずで開幕したわけですから、すごいスピード感ですよね。多くのプロの中から第1期メンバーに選ばれたわけですから、ぼくとしては「このリーグを盛り上げなきゃ」という気持ちがとにかく強いですね。

二階堂 私もそうです。最高の舞台を用意していただいたので、「精一杯打って、より良いものを見せなきゃ」と日々考えています。

――大舞台に立つ緊張感は、やはり大きいですか。

二階堂 たしかにプレッシャーはあります。3人のチームで戦うのはもちろん、私をドラフト1位で指名してくださった企業の方々、私やチームを応援してくださる視聴者もいる。皆さんの期待に応えるためにも、全力をぶつけなきゃいけないですから。その一方で麻雀は選択のゲームなので、判断を間違えちゃいけないという不安もつねにあります。

佐々木 ぼくもMリーグが始まって、いままで以上にプレッシャーを感じています。チームが最下位なので、毎日気分が重くて……。ドラフト1位で指名されながら、この結果では申し訳ない。こんな重い気分は、プロになって初めてかもしれません。

――麻雀は個人戦のイメージが強いですが、Mリーグはチーム戦。実際にチームワークは生まれているのでしょうか。

佐々木 チームワークがいちばん出るのはロッカールームですね。Mリーグには、サッカーや野球のようにチームそれぞれにロッカールームがあって、3人が集まって作戦会議をしたり、アドバイスをしたりする。そこで士気や団結力が高まるんです。

二階堂 初めてロッカールームを見たとき、ものすごくテンションが上がりました。私は自分の出番がなくても、チームの試合があるときはいつもロッカールームで試合を見ていて、チームメイトが上がると大喜びしているんですよ。

――ロッカールームを出て、スタジオでの試合に向かうときは緊張しますか?

佐々木 会場に行って卓に座って「はいどうぞ」で始めていた、いままでとは全然違いますよね。名前がコールされて、ひとりずつ出て行って……。

二階堂 画面には個人成績も出される。斬新な演出ですよね。強い気持ちで出て行かないと、あの中では気持ちがもたないと思う。

【次ページ】 時間の使い方も、魅せる要素。

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