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<運命の日の明暗>
監督、クジを引く。
岡田彰布「選手本人が引けばいい」

posted2018/10/21 17:00

 
<運命の日の明暗>監督、クジを引く。岡田彰布「選手本人が引けばいい」<Number Web> photograph by KYODO

オリックス新入団発表で後藤(右から3人目)らと。

text by

芦部聡

芦部聡Satoshi Ashibe

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KYODO

 競合を制して意中の選手を引き当てた強運の持ち主。
 くじ運に見放されて天を仰いだ指揮官。そして、まさかのハプニングで会場をザワつかせた当人……。
 その手で封筒を掴み、悲喜こもごものドラマを生んだ4人の元監督が、プロ野球ドラフト会議の裏側を語る。
 Numberモバイルでは、阪神・オリックスで監督を務めた岡田彰布さんの記事を特別に掲載します。

 1979年のドラフト1位で阪神に入団した岡田彰布は、子供のころから筋金入りのトラ党である。「希望球団はタイガース」と事あるごとに告白し、のちに監督を任せることになる未来のスターに、阪神も熱烈なラブコールを送っていた。だが、大学通算.379の打率を誇った六大学野球の逸材を他球団がみすみす諦めるはずがない。西武、ヤクルト、南海、阪急、近鉄の5球団が相思相愛の両者に割って入り、司会のパンチョ伊東は「岡田彰布、内野手、早稲田大学」の入札を6回も読み上げた。

「ドラフト前日、チームメイトと早稲田の雀荘で麻雀をしとったんよ。売れない芸人が各球団の監督に扮した仮想ドラフトっていう番組が店のテレビに映っていて、阪急が俺の交渉権を獲得していた(笑)。実際は阪神が交渉権を獲得したわけだけど、テレビのように他球団がクジを当てたとしても入団していたはず。抽選で人生が決まる理不尽さは感じていたけど、『俺には選択権がないんだから、阪神に入団できなくても仕方がない』と割り切っていたよ」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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