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<特別対談> 寺川綾×伊藤美誠
「ステップワークが注目ポイントです」 

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別府響(文藝春秋)

別府響(文藝春秋)Hibiki Beppu

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photograph byAsami Enomoto

posted2018/03/15 16:00

<特別対談> 寺川綾×伊藤美誠 「ステップワークが注目ポイントです」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

「みまパンチ」をクッキリ見てみたい!

伊藤 ……「みまパンチ」っていうんですけど(笑)。猫がパンチするときの手の動き、あるじゃないですか。普通は卓球は横からラケットを振りますよね。そうじゃなくて上から、真っ直ぐにボールをたたいて押し込む。普通の選手はなかなかやらない動きなので、「やりにくい」と言われます。

寺川 それは結構な見どころですね。そういうプレーを見る時こそ、ニコンさんの双眼鏡を使いたいですね。実際にここに用意してもらったものを使うと、本当にすごいですよ!「こんなにクッキリ見えちゃっていいの」というくらい。伊藤選手のお肌のキレイさも、バッチリ見えますよ(笑)。

伊藤美誠  Mima Ito
2000年10月21日、静岡県生まれ。2歳から卓球をはじめ、'14年12月のワールドツアーでダブルス優勝。'16年リオ五輪で団体銅メダル獲得。今年1月の日本選手権で三冠を達成した。

伊藤 双眼鏡って思っていたよりいろんな形があるんですね。私、大会の時もほかの選手のスコアを見るのに双眼鏡を使うこともあるんですけど、ここにある商品は普通のとは全っ然、違いますね。覗いていても視野がくもらなくて、自分の目で見ている感じです。見えすぎてこっちが恥ずかしいくらい。寺川さんがすごく近いです(笑)。

寺川 これを会場に持っていくと、一味違った観戦ができますよね。そういえば卓球って実際の会場だと台が並んでいて、みんな一斉に試合をするじゃないですか。選手は気が散ったりしないものですか?

伊藤 むしろ私は周りに目が向いているくらいの方が、考える力も倍くらいになる気がします。よく試合中に観客席の方とかも見るんですよ。だからどこに誰がいるのかとか、隣の試合のスコアとか、結構覚えていますね。そんな話をすると周りから「え、試合してたよね?」って驚かれますけど。

寺川 双眼鏡で試合を見ていたら「伊藤選手、何やってんの?」となりますね(笑)。

伊藤 そうかもしれないです。よく周りのみんなからも「キョロキョロしているね」って言われるんですけど、意識して見てもらえたら、確かに試合中でもキョロキョロしていると思います(笑)。

寺川 他に伊藤選手が見てほしいポイントはありますか?

【次ページ】 技術の繊細さは日本人が一番。

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