J1開幕スタメン、昨季最終節と比べてみました　11人中7人も変えた“超”大胆クラブは…【全20クラブ布陣図つき】

「2020年の最終節と2021年の開幕節、間隔が2カ月しか空いてないんだから大変だよなあ。選手もそうだし、新しくチームを作る監督もね」

　Jリーグ開幕直前、リモートワーク中にこんなメッセージをグループでやり取りしていた。確かに、である。

　コロナのせいで押しに押した2020年、J1最終節は12月19日。それから2カ月ちょっとの2月26日に2021年のJ1開幕である。

　例年のこととはいえ天皇杯決勝に臨んだ川崎フロンターレとガンバ大阪は年明け1月1日、さらに延期になったルヴァン杯決勝を戦ったFC東京と柏レイソルは1月4日まで2020シーズンを戦っていたのだから、プレーする選手たちには頭が下がるばかりである。そしてこのバタバタな日程もあって、今オフの移籍市場は相当大変だったとの声も聞こえてくる。

“ご新規さん向けガイド”としてスタメン見比べ

　そんな中でも、新監督や新加入選手はいっぱいいた。

　J1開幕節を見て「おお、この選手ここいったんだ」、「このクラブ、こんな戦術になったんだ」という気づきはいっぱいあっただろう。ただ各クラブの熱心なファンやサポーターも、なかなか全クラブまでは追いきれないんじゃないか――てな感じでメッセージが続くと、こんな指令が出た。

「ってことで、昨季最終節のハイライトと今季開幕節を見て、全20クラブのスタメンを比較しつつ布陣図を作ってみてくんない？」

　……なんてムチャぶり。

　とはいえ、実際に調べてみると「あら、こんなにチームを作り替えたのか」とはっきりとわかって、意外と楽しいものである。それに新たにJリーグに興味を持ってくれて「このチームって、どんなスタイルなんだろ」と思うライトなファンもいるはずだし……ということで、“Jリーグご新規さん向けガイド”として、昨季最終節と今季開幕節のスタメンを見比べながら4タイプに分類していこう。

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