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“3メートルのパンダ”に会いたくて!
「新根室プロレス」本拠地を訪ねた。 

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二瓶仁志(Number編集部)

二瓶仁志(Number編集部)Hitoshi Nihei

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photograph byShiro Miyake

posted2018/07/11 11:30

“3メートルのパンダ”に会いたくて!「新根室プロレス」本拠地を訪ねた。<Number Web> photograph by Shiro Miyake

ホビーショップ『ブルート』ではアンドレザ・ジャイアントパンダのTシャツ、ぬいぐるみなども販売されている。

キレのあるロープワークを見せたアンドレザ!

 そのまま写真撮影を行っていると、近所の子どもが「パンダだ!」と叫んで近づき、目の前のお弁当屋さんも「私も写真撮っていい?」と寄ってくる。そんな人気者のアンドレザは、地元のお祭りでデビューした。

「テレビに出て、雑誌でも特集してもらえてから、地元にも認めてもらえたんですよ」

 サムソン宮本はそう言って笑ったが、人気レスラーの存在は、確かに地元を明るくしていた。

 その後、新根室プロレスの練習場であるリングに向かった。「初お披露目です」というロープワークを見学させてもらったが、アンドレザのキレは抜群。ロープを大きくきしませながら、左右に走り回り、高い運動能力を実感させられた。

 昨年11月と、今年4月に大日本プロレスの試合に出場し、スタン・小林やハルク豊満から勝利を挙げている彼にとっては当然のことなのだろうが、3mの巨大なパンダが俊敏に動き回る姿は、どこか非現実的で、興奮する光景だった。

6月半ばにストーブを焚いての取材に。

 取材を行ったのは6月13日だった。

 東京の最高気温27度に対し、根室はなんと7度! 薄い長袖シャツ1枚で取材に向かった記者は寒さに震えた。

 サムソン宮本はインタビュー会場で、わざわざ我々のためにストーブまで焚いてくれ、温かい火に当たりながら話を聞かせてもらうこととなった。

【次ページ】 日本列島の端から端まで大人気の「プロレス」。

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