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大谷翔平はMLB最先端理論も体得!
フライボール革命とカーブの復権。 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byGetty Images

posted2018/05/11 07:00

大谷翔平はMLB最先端理論も体得!フライボール革命とカーブの復権。<Number Web> photograph by Getty Images

5度目の登板となった5月6日のマリナーズ戦。対戦チームによって変幻自在の配球を見せる大谷翔平。

配球はどんどん変わっていくものと……。

 現地時間5月6日(日本時間同7日)の今季5度目の先発試合では、シアトル・マリナーズを相手に7回途中まで98球を投げて6安打、2失点で今季3勝目を手に入れた。

 この日はこれまでコンビを組んでいたマーティン・マルドナド捕手が忌引でチームを離れていたために、控え捕手のレネ・リベラ捕手と組んでのマウンド。しかし、それがむしろ配球面では新しい道を開いたように見えた。

 大谷といえば初登板から7回途中まで完全ペースのピッチングを見せた2度目のオークランド・アスレチックス戦の印象から、160キロ前後のフォーシームと140キロ台のスプリットというイメージが定着しているが……。

「(配球に関しては)試合の中でもどんどん変わっていくものですし、1試合、1試合、次の試合でも変わっていくと思う。そこは今日の試合で完結していると思います」

新たな配球の軸となったカーブ。

 前回登板のアストロズ戦。試合後に本人がこう語っていたように全98球中、フォーシームが38%の37球、スプリットが35%の34球だったが、スライダーも23%の23球と、この試合ではスライダーの比率が高くなっていた。

 そしてマリナーズ戦だ。大谷はアストロズ戦からさらに大きく組み立てを変えてきている。

 そしてその軸になっていたのが、カーブだったのである。

 この日の投球内容を見ると、全98球でフォーシームの割合がほぼ半分の48球に増えてスライダーも28球の29%と微増、逆にスプリットは11球と前回の35%から11%へと激減している。その代わりに前回は4球しか投げていなかったカーブが11球と増えている。

【次ページ】 「しっかりカーブを使っていく」

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