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ダルビッシュ6戦未勝利の原因判明?
スパイク交換で消えた「問題」とは。

posted2018/05/07 12:20

 
ダルビッシュ6戦未勝利の原因判明?スパイク交換で消えた「問題」とは。<Number Web> photograph by AFLO

カブス1年目の序盤戦で苦しむダルビッシュ。ここからの巻き返しなるか。

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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「あれ、大谷のバットって知ってました?」

 カブスのダルビッシュ有がそう言ったのは、4月27日のブルワーズ戦で6回3安打1失点(自責点0)と好投した時の記者会見でのことだった。彼はその試合の第2打席で右翼線へ二塁打を放った。左投手が投げたやや外寄りの速球を、逆方向に打った見事な今季初安打だった。

 だが「これぞ対左投手攻略のお手本のようだった」と持ち上げる記者を「いやいや、スローで見てもらったら分かりますけど、思い切り引っ張りに行ってる。ただ遅れているだけ」と一刀両断にした後、唐突に大谷モデルのバットを使用した「告白」が生まれた。

「昨日もこれで打撃練習したんで、皆、気づいてんだろうなと思ってたんですけど、気づいてなかったんだ……前に(大谷)本人に聞いた時に、あまり他の人のバットは使わないと言っていた。だから本人はバットにこだわりがあるんだろうなと思っていて、そういうのはいつも興味があるので、本人の了解を貰って頂きました」

「次は翔平のスパイク貰わないと」

 ダルビッシュが使用していたのはハード(硬い)メイプル。本人が後に語ったところによると「僕のは何をやったって折れないぐらい硬いけど、翔平のはアオダモだから少し柔らかい。だから、まだこの辺で何とかできるような気がする」という。

「で、(今季初安打は)打ったんですけど、コケたんで。次はスパイク貰わないと」

 件の二塁打。リグレーフィールドは左中間や右中間フェンスがほぼ真っ直ぐに中堅まで伸びているため、狭いイメージがある。しかし両翼は深く伸びており、打球の種類によって右翼線の打球は三塁打になることもある。ダルビッシュが放ったのもその類の打球だった。

 もちろん、投手なので怪我のリスクは避けるべき場面だ。無理して走る必要はない。ダルビッシュも二塁ベースを蹴る直前で手綱を緩めたが、ベースを蹴った直後に尻もちをついてしまった。もちろん、「次はスパイクを貰わないと」というのは冗談なのだが、この言葉が伏線となる。

【次ページ】 5回途中6失点にブーイングも。

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