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大谷翔平の陰で牧田和久も好発進。
日米の違いは「皆、楽しそうに」。 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2018/04/15 09:00

大谷翔平の陰で牧田和久も好発進。日米の違いは「皆、楽しそうに」。<Number Web> photograph by Getty Images

メジャー各球団は牧田和久を研究しているだろうが、独自すぎるフォームの対策に相当てこずっているに違いない。

「楽しんでやらないとつまらないな」

 それでも彼は「相手が誰でとかはまったく気にならない」と素っ気ない。

「日本にいる時もそうだったんですけど、いつも自分の投球をしてきた結果に過ぎないですし、いろいろ考えたって、自分の持っている以上の力は出ないと思うんです」

 自分の持ってるもの。それが最大にして唯一の武器だ。牧田にとって、それは下手投げ=アンダースローという特殊技能であり、それについては今さら語る必要もないだろう。

「社会人野球にいた頃、33、34歳と言えば大ベテランだったし、自分がまさかその年齢で野球をやってるなんて想像もしていなかった。それが今、野球をやってるどころかメジャーリーグでやっている。

 オープン戦では結果も内容も求め、内容が良くなければ抑えても自分の中で物足りないなと思いましたけど、内容が良くなくても気にしない選手が周りに多いので、もっと楽しんでやらないとつまらないなと思いましたね」

 もちろん、結果が伴ってこその「楽しい」だ。

 メジャーリーグ5試合でわずか1失点。現在、3試合連続無失点。「投打二刀流」大谷翔平が新しい環境に適応してセンセーショナルな活躍をする陰で、牧田もまた、メジャーリーグでしっかりと地に足つけて、前に進んでいる。

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牧田和久
サンディエゴ・パドレス

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