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大谷翔平、3戦連発のゴジラ超え!
本人納得の“スプラッシュ・ショット”。 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byGetty Images

posted2018/04/07 19:00

大谷翔平、3戦連発のゴジラ超え!本人納得の“スプラッシュ・ショット”。<Number Web> photograph by Getty Images

ESPNやFOXスポーツ、USAトゥデイなど全米の主要メディアがこぞって今日のハイライトとして大谷を取り上げ、今や全米のスターに!

「ホームランを狙って打つという感覚はない」

「僕自身はあまりホームランを狙って打つという感覚は持っていない」

 大谷は言う。

「ツーベースを基準にして、その延長がホームランであったり、打ち損じがヒットであったりという考え方なので、ホームランを基準にはしていないですね」

 ただ一発で試合の流れを変えられるという意味での本塁打の威力だけは意識している。

「やっぱり数多くは打ちたいと思っていますね。やっぱり一発で点がはいるというのは魅力的だと思いますから」

 それこそ長距離打者の矜持とでも言うべき意識なのである。

 その本塁打の魅力をメジャーでずっと追い求めていたのが、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手だった。

 日本人の打者としては唯一と言ってもいい一発の期待を抱かせた打者であり、本塁打の威力を見せつけることで2009年のワールドシリーズでは日本人初のMVPにも輝いた。

 その松井さんが記録した3試合連発に、大谷は並んだ。

 しかもルーキーイヤーで本拠地デビュー戦からの3試合連発は、もちろん松井さんでもなし得なかった日本人メジャーリーガー史上初。

 まさにゴジラ超えの快挙となった。

本塁打と、「勝てる投手」になることと。

「すごく光栄なことですし、結果的にホームランになっているのはいいスイングができているからだと思う」

 完璧ではなくても、しっかりとボールを捉えなければなかなかフェンスを超えることはない。それが本塁打を打つことの難しさであり、そのことが分かっているから、もっともっとたくさん打ちたいという欲求が湧き上がってくる。

「野球が上手くなりたい」という大谷の原点に、本塁打というものも、またあるからだった。

 そしてもう1つの原点にあるのが、どれだけキレのある球を投げて、勝てる投手になれるか、ということだ。

【次ページ】 「(投手として)日本と変わらない調整はできている」

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