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5節までの戦績が降格した年と一致。
勝てないガンバの「ふんわり」問題。 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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photograph byJ.LEAGUE

posted2018/04/06 17:00

5節までの戦績が降格した年と一致。勝てないガンバの「ふんわり」問題。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

三浦弦太ら代表・代表候補を複数抱えながら、ガンバ大阪の状態は極めて悪い。復活の糸口はどこにあるのだろうか。

浦和の監督交代は他人事ではない。

 ●●●△●という星取りは、2012年に降格した時とまったく同じ。その時も外国人監督に代わったばかりだった。不吉なムードが漂うが、あの時は攻守に光が見えなかった。

 しかし、今は攻撃に迫力が生まれつつある。

「後半のようなサッカーができればという拠り所ができているので、まだマシかなと思います。でも、勝たないことには何も変わらないんで、まずは1勝ですね」

 三浦は、次の試合が「非常に重要」といった。

 東西のビッグクラブとして競い合ってきた浦和は、2分3敗で堀孝史監督の解任を決断した。チーム事情が異なるとはいえ、ガンバもその危険水域に片足を突っ込んでいる。

「お互いを助け合うのがサッカー」と遠藤保仁は言う。

 その意識を持ち、ふんわりからピリッとした集中力で試合に入ることができるか。前半をしっかりゼロに抑えられるのか。

 三度、同じことを繰り返すことは絶対にあってはならない。

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