生まれ変わったローマだが苦戦必至。

　対するローマも、新任のエウゼビオ・ディフランチェスコ監督の下で変化を遂げた。フランチェスコ・トッティが遂に引退したうえ、サラーをリバプールに放出したチームは苦戦も予想されていたが、新指揮官が緻密な戦術を浸透させ、10年ぶりにCL8強に辿り着いた。

　コンパクトな陣形を敷いて集中力を切らさず厳しくボールを狩り、少ない手数でゴールに迫る。20歳のトルコ人アタッカー、ジェンギス・ウンデルが覚醒し始めていることもポジティブな材料だ。また、過去のCLでのバルサ戦の成績は1勝2分1敗と健闘している。とはいえ、金星を奪ってクラブ史上初のCL4強に入るのは至難の業と言うほかない。

【ロシアW杯で日本がグループステージで対戦する可能性のある選手】
バルセロナ：DFジェリー・ミナ（コロンビア）
ローマ：GKウカシュ・スコルプスキ（ポーランド）
※試合日はすべて日本時間