Sports Graphic NumberBACK NUMBER

国内3大メーカーが激突。
世界最高峰のGTレースが熱い。

posted2018/03/30 11:29

 
国内3大メーカーが激突。世界最高峰のGTレースが熱い。<Number Web> photograph by Hiroyuki Orihara

text by

大串信

大串信Makoto Ogushi

PROFILE

photograph by

Hiroyuki Orihara

 今、最も人気を集める国内レースがSUPER GTシリーズ(SGT)である。一般にGTレースは、量産乗用車を改造した競技車両で争われるためアマチュアとプロの間にある中間と位置づけられがちだが、SGTは単なる市販車改造クラスの域を超えている。特にGT500クラスではトヨタ、日産、ホンダの国内3大自動車メーカーが激しい開発競争を展開、マシン性能は年々アップし、今や「世界一速いGTカー」と呼ばれるまで進化した。

 GT500クラスの場合、市販車の面影を残しているのはボディ外皮のみ。その内部には、F1と同じカーボン製のモノコックフレームに、メーカーがそれぞれレース専用に開発したエンジンを組み合わせた「レーシングカー」が隠れている。まさに「スーパー」GTカーなのである。

 今シーズン、SGTには特に注目が集まっている。というのも、元F1チャンピオンであるジェンソン・バトンがレギュラードライバーとしてシリーズに参戦するからだ。これまでも中嶋一貴、小林可夢偉、ヘイキ・コバライネンら元F1ドライバーがシリーズを闘ってきたが、F1シリーズチャンピオンの参戦は初めてのことだ。F1の頂点に立ったバトンがGTマシンを操って、F1経験者を含む国内外のトップドライバーたちとどんな闘いぶりを見せるのか、注目が集まっている。

 レースはメーカーが威信をかけて争うGT500クラスと、プライベートチームが主体のGT300クラスが混走する形式で行われる。ドライバー交代と燃料補給およびタイヤ交換のためのピット作業をはさみ、スタートからフィニッシュまで、GT500が周回遅れになったGT300を追い越しながらの壮絶な格闘戦が続く。

 今季は全8戦。GT500で15チーム、GT300で29チームがシリーズチャンピオンを目指す。開幕戦は4月7、8日の岡山国際サーキット。スポーツ専門局「J SPORTS」では全戦予選と決勝を放送・配信する。

レースの開催情報、観戦チケットは SUPER GT公式HP まで。
詳しい放送予定は J SPORTSのHP を参照。

関連コラム

関連キーワード
ジェンソン・バトン
小林可夢偉
ヘイキ・コバライネン
中嶋一貴

ページトップ