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<日本女子テニス強化プロジェクト鼎談・後篇>
世界のトップを目指すために必要なこととは?

posted2018/04/02 11:00

 
<日本女子テニス強化プロジェクト鼎談・後篇>世界のトップを目指すために必要なこととは?<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

text by

宮田文久

宮田文久Fumihisa Miyata

PROFILE

photograph by

Shigeki Yamamoto

 日本女子テニスを、もっと世界レベルへ――。12歳から14歳までの女子ジュニア選手、計6名に対し、毎年4カ月程度の海外遠征を、渡航費・滞在費、帯同するコーチまでフルサポートする「富士薬品セイムス ワールドチャレンジプログラム」。テニス界で話題のプログラムは2017年春の立ち上げから1年、新たに迎え入れる2選手の選抜も終え、新たな年へとスタートを切っている。

 株式会社富士薬品代表取締役社長・高柳昌幸と、コーチである一般社団法人トップアスリートグループ代表理事・長谷川光、同常務理事・上田憲太郎というプロジェクトメンバー3名が語り合った前篇に引き続き、この後篇では、実際の選手たちの成長と、プログラムの未来について情熱的な言葉が交わされた。

高柳「2017年12月に、世界屈指のジュニアの大会である『ジュニア・オレンジボウル』に選手たちが参加しました。私もフロリダまで見に行きました。TEAM2003(本プログラムの2003年生まれ世代)である齋藤優寧選手の戦いぶりが、このプロジェクトを象徴しているようでしたね。予選から3試合を勝ち上がって、本戦でもベスト32まで残ったんですが、“試合中にどんどん上手くなっていく”んですよ。技術面だけでなく、海外選手に対しても気後れせず、ふてぶてしくさえあった(笑)。

 プログラム参加当時は、一番淡白な試合をする子だったのですが、相当に進歩してきました。彼女に限らず、どの選手も海外遠征を経て、本当にたくましくなって帰ってくるんです。会話をしていても、『一年前と同じ選手と話をしているのか』と驚くようなこともしばしばですね」

高柳社長も成長を認めた1期生(TEAM2003)の齋藤優寧。

【次ページ】 語学、生活……海外で戦う経験を得られる。

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