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ついに浅田真央の新プロジェクト始動。
全国ツアーで、あの「笑顔」を再び! 

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藤森三奈(Number編集部)

藤森三奈(Number編集部)Mina Fujimori

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2018/03/16 17:00

ついに浅田真央の新プロジェクト始動。全国ツアーで、あの「笑顔」を再び!<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

「思いを伝えることができたらいいな」――日本全国にはまだまだ浅田真央の滑りを見たことが無い人が大勢いる。

浅田舞、無良崇人ほか多くの人の協力が。

 真央が、スケートに感謝、ファンに感謝を伝えたいと思い至ったのは去年の10月だった。

 引退を発表した4月から10月までは、新しい光を探し続けていた。旅をしたり食べたいものを食べたり自由な時間を過ごす中で、見つけた新しい一筋の光。それは、感謝を伝えるために、自分が中心となって開催するアイスショーだった。

 アイスショーで日本全国を回りたい、小さなリンクでもやりたい、料金を安くしたい――これらはすべて、今まで大会会場に来られなかった人たちにも見てもらいたいという気持ちからだ。

 姉の舞に真っ先に相談すると、最初こそ驚かれたが、「一緒に素敵なショーを作りたいね」と迷うことなく賛同してくれた。

 小学生の頃からの仲間である無良には去年の全日本選手権の後に声をかけた。引退を考えていた無良は、これまでたくさん励まし合ってきた真央と一緒に「恩返しできるのなら」と快諾した。

 そしてその他多方面からの協力を得て、願いはすべてかなった。

浅田真央が私たちの元に戻ってきてくれた!

 昨年末、私たちNumber編集部がこのプロジェクトの話しを聞いた際には、「海外に住むことになったら自分でもどうしようと思っていたけれど(笑)。戻ってきたから大丈夫です!」と語っていたが、「戻ってきた」場所は、日本というだけでなく「スケート」そのものだったのかもしれない……。

 私たちはもう、彼女の涙をこらえた悔しそうな顔を見ることこそなくなったが、何より見たい「真央スマイル」を再びリンクの上で見ることができるようになったのだ。

「私の第2ステージが始まります――」

 浅田真央の初演は、5月3、4日新潟アサヒアレックスアイスアリーナにて披露される。

 詳細は、http://maotour.jp/

Number948号「僕らは本田圭佑を待っている」(3月15日発売)より、浅田真央連載「私のスケート愛」(隔号掲載)がスタートしました! 今回は、平昌オリンピックのフィギュアスケートについても語っています。浅田真央の最新の言葉、最新の気持ちを、是非雑誌にて確認してみて下さい!
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