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「ロンジン」が選んだ唯一の日本人。
最も“エレガント”で“高精度”な内村航平。

posted2018/03/26 11:00

 
「ロンジン」が選んだ唯一の日本人。最も“エレガント”で“高精度”な内村航平。<Number Web> photograph by LONGINES

text by

樹本野真波

樹本野真波Nomaha Kimoto

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LONGINES

 スイスの名門時計メーカー・ロンジンの次世代クォーツ時計『コンクエスト V.H.P.』の新作発表イベントの会場に珍しい濃紺のスーツ姿で現れたのは、昨年10月に日本人として初めて「ロンジン エレガンスアンバサダー」に就任した体操の内村航平だった。

 同アンバサダーにはこれまでに、アスリートとしてはテニスのアンドレ・アガシ、シュテファニー・グラフ夫妻、平昌五輪のアルペンでともにゴールドメダリストとなったアクセル・ルンド・スヴィンダル、ミカエラ・シフリンらが名を連ねている。

 内村とロンジンの関係は深く、世界体操選手権で最もエレガントな演技をみせた選手に贈られる「ロンジン エレガンスアワード」をこれまでに3度受賞している。

「今回、ロンジン エレガンスアンバサダーの一員になれたことを大変光栄に感じています。ロンジンは体操界をグローバルにサポートしていて、僕にとってすごく縁があるブランド。思い入れがあります」とあらためてアンバサダーになった心境を披露した。

 また内村は、同時に登壇したロンジン本社副社長のファン・カルロス・カペリ氏を横目に、「副社長からは『ロンジンの時計が精巧になればなるほど、あなたの演技も精巧にならなければいけない』と言われました」と会場をジョークで沸かせながらも、「今まで以上に精密機械のような、またエレガントな演技を目指していきたいと思います」と宣言。トップアスリートとしての表情ものぞかせた。

 カペリ氏によれば、ロンジンとスポーツのつながりは強いという。

「1878年、ロンジンが初めてクロノグラフを作ったときに、スポーツ競技の公式計測機器に選ばれたのがきっかけでした。1881年には乗馬レースでも採用され、体操は1912年に公式タイムキーパーに選ばれました。アルペンスキーでは1920年代から採用されています。今では全仏オープンの公式パートナーと公式タイムキーパーも務めており、エレガントであり男女問わないスポーツ全般をサポートしています。エレガントさにこだわるのは、われわれロンジンのアイデンティティなのです」

【次ページ】 ミリ単位の精度で戦う内村と共鳴して。

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