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スーパーラグビーついに開幕!
五郎丸歩&畠山健介が伝えたいこと。 

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薦田岳史(Number編集部)

薦田岳史(Number編集部)Takeshi Komoda

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2018/02/23 17:00

スーパーラグビーついに開幕!五郎丸歩&畠山健介が伝えたいこと。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

大学時代からの盟友と。杯を傾け、日本ラグビー界全体のことを真剣に、時には笑いも交えて語りあった。

チームまるごと世界最高峰のリーグへ挑戦。

畠山「五郎ちゃんは、具体的に、誰なら将来監督ができそうだと考えてるの?」

五郎丸「いやいや、そういう話じゃないから(笑)」

畠山「ははは、五郎丸アイはそこまで見通しているかと思って(笑)。

 でも、本当にサンウルブズはすごい挑戦をしていると思う。プロ野球の大谷翔平選手が大リーグに挑戦するといってもそれは個人単位の話。でもサンウルブズはチームまるごと世界最高峰のリーグで戦うわけだからね。

 これは例えるなら、日本のプロ野球チームがまるごと大リーグにいって戦うようなもの。

 スポーツ界全体にとっても非常に大きなチャレンジだと思うし、これで成功できればいい影響があちこちに生まれると思うので、是非とも選手には頑張ってほしいと思いますね」

「青山ラグビーパーク化構想」について。

五郎丸「本当だね。そうそう、この前、秩父宮ラグビー場をラグビーパークにするという『青山ラグビーパーク化構想』の記事を読んだんだけど、ラグビーにそこまで興味がない人でもスタジアムに来れば楽しめるという空間を作り出すのは、すごく大事だと思いました。

 例えば4人家族でお父さんと息子さんはラグビーを観たくても、お母さんと娘さんはそれほどでもない。でも、スタジアムに行けばみんなが楽しめるというような空間を作っていこうと。野球ではそういった取り組みが進んでいるけど、ラグビーにも本当に必要だと思います。今は秩父宮ラグビー場という『箱』があるだけで、何をしているかファンにも伝わっていない部分が多いから」

畠山「やっぱりわざわざお客さんに競技場まで足を運んでもらうわけだから、お客さんには楽しんでもらわないとね。テレビでもラグビー中継は見られるわけで、お金を払ってでも試合を観に行きたいと思ってもらわないといけない。それから、サンウルブズには海外の選手も多いし、相手も南半球の強豪チームなわけだよね。それだったらお客さんのターゲットを日本人に限定する必要は全くなくて、むしろ外国の観光客へアピールできる部分は多いと思うんだよね」

五郎丸「なるほどね、それで言ったら……」

 2人の口から止めどなく溢れてくる、日本ラグビー界、そしてサンウルブズへ寄せる期待。このスペシャルな2人のスペシャルな「スーパーラグビー対談」はいつまでも続いた――。

この続きは雑誌「サンウルブズ 狼の咆哮」でご確認ください。また、同誌ではサンウルブズ全選手のギャラリーと相手チームの完全名鑑も。今季からサンウルブズに参加するリーチ マイケルのノンフィクションなども収録し、チームの魅力が凝縮された「オフィシャルガイド」となっています。
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