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セレッソの完成形にどう入り込む?
高木俊幸と田中亜土夢の“勝算”。 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2018/02/09 11:30

セレッソの完成形にどう入り込む?高木俊幸と田中亜土夢の“勝算”。<Number Web> photograph by AFLO

田中亜土夢は昨年、ヘルシンキでは優勝に貢献した。CLプレーオフがある中でのセレッソ移籍、決意は固いはずだ。

内田篤人、柏木陽介らと同じ“調子乗り世代”の田中。

 フィンランドのヘルシンキから移籍してきた田中は、30歳になる。年齢的には柏木陽介、槙野智章、内田篤人ら“調子乗り世代”と呼ばれた1人だ。

 今シーズン、彼らの世代は大きな動きがあった。梅崎司は湘南へ移籍し、内田も帰国して鹿島に戻り、柏木はレッズでキャプテンになった。そして、田中も大きな節目を迎えた。

「僕も調子乗り世代なんですけど、その当時は新潟だったんでみんなと遠くて、しかもあんまり調子に乗っていなかったんで交流がなくて……(苦笑)。でも、同世代に動きがあったのは知っています。

 30歳になり、自分も含めてみんな、いろいろを考えての移籍だと思いますが、個人的には年齢のことは気にしていないですね。体的には、まだ25、26歳の感覚ですし、ここからが勝負みたいな気持ちでいます」

「セレッソでも助っ人外国人の気持ちで」

 海外から帰国した選手によく言われるのは、日本のサッカーを理解しつつも体がJリーグのサッカーに馴染むのに少し時間を要するということだ。実際、2015年にドイツからセレッソに復帰した丸岡満は日本のスタイルに悩み、出場機会を掴み切れなかった。

「それはよく言われますけど、自分はどうですかね。海外でやっていた時、自分は助っ人外国人選手だったんですけど、セレッソでもその気持ちでやれたらいいかなと。変に日本のサッカーだからって意識するよりも、助っ人として即戦力でプレーするつもりでいた方が戸惑うこともなく、プレーできると思っています」

 今、田中の優先事項になっているのが高木同様、守備戦術の習得だ。セレッソの強さの根源になる部分ゆえ、監督は妥協を許さない。

「セレッソはチーム力というところでタイトルを獲ってきたので、守備への要求は厳しいですね。特にポジション取りについてハッキリ言われます。僕はサイドハーフなので、守備の時はサイドバックやボランチの選手に動かしてもらうのが一番いいかなって思っているので、そこは周囲の選手とコミュニケーションをとって詰めていきたい。

 あと、自分の判断としても中を見ながらどのタイミングでボールに行くべきなのか、それは試合をしながら考えていかないといけないと思っています」

【次ページ】 サイドで張るよりも中で勝負する清武タイプ。

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