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香川真司が見せたしなやかなボレー。
ムービーで見る“筋連動”の可能性。

posted2018/01/26 14:30

 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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movie by

adidas

  アディダスのインナーの概念を覆す新たなハイパフォーマンスベースレイヤー「ALPHASKIN(アルファスキン)」の新プロモーションムービーがついに公開。
  ただ大きく強いカラダを作るのでなく、機能美を意識し、しなやかでバランスのとれたアスリートの“筋連動”を促すために生まれたアルファスキンを身にまとった香川が見せた美しい1本のボレーシュートとは――。

 昨年末、都内の撮影スタジオに香川真司は予定よりも早く現れた。

 ヨーロッパでプレーする選手にとって、ウインターブレイクは貴重な期間だ。

 身体を休める必要もあるが、一定のトレーニングに取り組まないといけない。心を休める必要もあるが、古くからの友人や恩師と会うことでパワーをもらったり、今後のヒントを得られたりもする。昨シーズンは自主トレーニングにも励みつつ、ゆっくりとした正月を過ごしたことで、ウインターブレイク明けの飛躍につながった。

 今回の香川に与えられたのは12日間だった。もちろん、やりたいことも、やらなければいけないこともたくさんある。ただ、大切なのは、その瞬間を楽しむことだ。

 スタジオについてALPHASKINを身にまとった香川は、凛とした表情でカメラの前に立つ。戦闘モードのスイッチを切っていたところから、一気にスイッチが入るかのように。筋肉隆々に鍛え上げられたわけではないが、全身がひきしまっている。

 香川がヨーロッパに渡ってから身体のラインの進化を感じることのおおかった臀部も、キュッと上にあがっている。ゴツゴツでではなく、シュッとした体形が、大男のいるドイツで俊敏な動きと正確な技術、そしてしなやかなアクションを武器に活躍してきたことを物語っている。

撮影で見せた全身の連動によるしなやかさ。

 撮影の成否は、被写体となる選手のモチベーションにかかわっている。みんなが共有する時間を少しでも有意義なものにしようとする香川の姿勢が、スタジオに伝わっていった。

 なかでも、香川はとりわけボレーシュートの撮影ではこだわりを見せた。

 試合中にはこれまでも目の覚めるようなボレーシュートをいくつも決めてきたが、カメラに撮られることを意識して蹴る機会はほとんどない。

 だから、華麗にボレーシュートを蹴り込むと、香川はすぐにモニターの前へ向かう。

 撮影監督に対して、身体の角度はどうなのか、ボールの高さはどうすればいいのか。どの位置でボールを蹴りつけるのがいいのか。

 自ら意見を出して行く。監督からの提案に対しては、自分の身体をつかって、体の向きや角度を調整していく。スタッフが投げるボールに対しても、どのようなボールが良いのかを丁寧に伝えていく。

【次ページ】 一段階上のレベルに上がるための筋連動という要素。

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