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日本人マスターズ最多5人出場へ!
松山ら3人が確定、あと2人は……。 

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桂川洋一

桂川洋一Yoichi Katsuragawa

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photograph byYoichi Katsuragawa

posted2018/01/12 07:00

日本人マスターズ最多5人出場へ!松山ら3人が確定、あと2人は……。<Number Web> photograph by Yoichi Katsuragawa

2017年は最後に悔しさを募らせた小平。その想いをバネに、マスターズ出場を果たせるか。

過去3度のマスターズ4人出場を超えられるか?

 谷原は昨年、滑り込み出場を決めた際にこう言った。「こういう風にマスターズに入る日本人はいなかったと思う。『こういう例もあるんだよ』と、若手にも見せたかった部分がある」。いまは先輩の言葉を支えに、邁進できる瞬間に他ならない。

 その谷原はランク69位で'18年を迎えた。1年前よりも状況は厳しいが、今年は日本やアジアよりも付与される世界ランキングポイントが高い欧州ツアーを主戦場にして序盤戦を戦う。自他ともに認める「あきらめの悪い男」の底力もまた楽しみの一つだ。

 陳清水と戸田藤一郎が初めてマスターズに出場した1936年以降、1大会に日本勢がもっとも多く出場したのは2002年、'03年、'11年で、いずれも計4人。

 2018年の春は、これを更新する可能性を秘めている。

 150人前後が出る他の3つのメジャーと比べ、マスターズは出場選手の数自体が少なく、例年のフィールドは90人あまり。大会の世界戦略により、日本ツアーの賞金王が特別招待枠でオーガスタに行けるという時代ではなくなったが、男子のトップ選手は国内ツアーをステップにして海外への扉を開くという目標を具現化した。

 世界ツアーとの接点を増やしている彼らを見れば、日本の男子ツアーの魅力は必ずしも女子に劣るものばかりとは思わないのだが……。

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