新日本プロレスはIWGPをもっと世界にアピールすべき。

「オレは、オカダもオメガも出場しているリーグ戦でG1クライマックスに優勝して、この東京ドーム大会メインイベントの出場権利証を手に入れた。新日本プロレスにとって、東京ドームのメインイベントっていうのは、それくらい大切なものな訳でしょう。それなのに、（クリス・ジェリコに）知名度があるっていうだけで、メインイベントがダブル・メインイベントに変更されてしまうのですよ。

　知名度はとても大事なことですよ。世界にアピールするには、彼（クリス・ジェリコ）の知名度を利用しない手もないでしょう。それはわかってますよ。でも、新日本プロレスが世界にアピールしたいなら、一番大事なことは、これが新日本プロレスのメインイベントです、ってアピールすることじゃないのでしょうか」

「彼はオレを見ていろいろ学んだ方がいい」

　プロレス大賞MVPを2年以上連続で獲得したレスラーは過去に4人しかいない。アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、オカダ・カズチカだ。内藤で5人目になる。

「この1年間、様々な話題を提供し、そして皆様を楽しませてきたわけですから。プロレス大賞MVPは当然の結果かな」

　内藤は「年間最高試合」というタイトルを逃したことには残念そうだったが、次はダブル受賞を目指すという。

「実力のオカダ、人気の内藤？　オカダの実力は認めますよ。でも、やはり彼には実力以外の部分で何か足りないものがたくさんあるんじゃないですか。彼はオレを見ていろいろ学んだ方がいい。彼の足りない部分を、オレはたくさん持っていますよ」

【次ページ】　「オレが東京ドームで楽にさせてやりますよ」