FaceBACK NUMBER

銀でも「思ったより嬉しくなかった」。
重量挙げ・糸数陽一インタビュー。

posted2017/12/26 10:30

 

text by

後藤茂仁(Number編集部)

後藤茂仁(Number編集部)Shigehito Goto

PROFILE

movie by

Sports Graphic Number

「365日、ほぼマグロやイカなどの海の幸を食べて育ちました」

 2017年11月に開催されたウエイトリフティング世界選手権、男子62kg級で銀メダルを獲得した糸数陽一。生まれてすぐから中学校までを沖縄県の離島、久高島(くだかじま)で過ごした。その高い身体能力は島の自然が育んだといってよいだろう。

東京五輪に向けてスナッチ140kg、クリーン&ジャーク175kgのトータル315kgが目標と語る糸数。(photograph by Kyodo News)

「久高島は人口が300人いないぐらいの小さな島です。何もない島なので、小学校の時の遊びといえば鬼ごっこだったり、海で泳いだりとかでした。漁港のまわりの3~4mぐらいの深さの海に潜って、誰が一番大きい石を持って水面にあがってこれるかを競い合ったり。自然をつかった遊びが多かったので、いま思えばいいトレーニングになっていたんだと思います。これまで大きな怪我なく順調に記録を伸ばしながらウエイトをできてきたのは、そういう基礎があったからこそと思いますね」

 '07年に沖縄本島の豊見城高校に進学しウエイトリフティングを始めると、すぐに頭角を現し、高2、高3の2年連続で3冠を達成。'10年に日本大学進学後はJOCの強化指定選手となり、さらなるトレーニングを積んだ。

 '12年ロンドン五輪では代表入りを果たせなかったが、その悔しさをバネに'16年リオ五輪で4位、そして今回の世界選手権で銀メダルを獲得した。

 しかし、日本男子36年ぶりとなる世界選手権のメダルに輝いても、「思ったより嬉しくなかった」と語る糸数。'20年の東京五輪で自身最高の試技を。すでにその眼は五輪での金のみを見据えている。

発売中のNumber942号「VOICE of 2017-18」の巻頭連載「Face」で、糸数選手のインタビューを掲載中。動画とともに、是非とも本誌もお楽しみください。
糸数陽一

糸数 陽一Yoichi Itokazu

1991年5月24日、沖縄県生まれ。豊見城高でウエイトリフティングを始め、高2から2年連続の高校3冠(選抜、総体、国体)を達成。日大を経て現在は警視庁所属。'16年リオ五輪4位。今年11月の世界選手権の男子62kg級で銀メダル。160cm、64kg。

関連コラム

関連キーワード
糸数陽一

ページトップ